“チームアーリー”は「30年くらい前からある」
その後、1人の男性がコレコレさんたちに声をかけてきました。男性は“チームアーリー”の存在について話し始めます。このチームアーリーという集団は男性が知る限り、「30年前くらいからある」そうで、「代々、チームのトップがすり替わって」引き継がれているそう。「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」「東京ディズニーランドホテル」などのオフィシャルホテルやパートナーホテルの「あるプランに泊まると みんなより15分早く入れます」という券を宿泊人数分、発行されるとのこと。この券を目的に料金が安い日に「連泊みたいな形にして」、その優先券を持った人たちが先頭に並んでいるそうです。
続けて、「こういう日(※話題のイベントが開催される前日)とかだと 先頭にいる人たちって5人くらいなんですけど」「8時前になってくると30人ぐらい増える」とも。1人が4人分のチケットを持ち、徹夜組が先頭へ。園内で場所取りをする人はまた、別にいるらしく、いわゆる“ボス”はホテルでゆっくり休み、朝になったら先頭に来て悠々と入園……。また、手荷物チェックの時間を短縮するため、組織の上の人は下の人に荷物を預け、早々に入園するなど、まさに縦組織でそれぞれ役割が決まっているそうです。
東京ディズニーリゾートの有料サービス、その仕組みにも問題が?
さらに男性は「ファストパス」が廃止された後に登場した、「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」についても言及。この有料サービスを購入すると、パーク内施設などの体験時間や入場時刻を指定して予約できるというものですが、「入った順に入園認証がされたチケットで申し込みができる」と先着順のシステムであり、「アーリーで入れるような権力を持っている」人たちが優先的に入園し「奪い取っちゃう」と、DPAのシステムについて「おかしい」と声を上げました。始発電車で来園しても一般チケットで入園するとDPAは「ほぼ取れない」「取れてもすごい後ろの方」という状況で、チームアーリーに有利なシステムであることも明かしています。
動画のコメント欄には、「ルール守っている人が嫌な思いするのは納得できない」「夢の国なんだから善良な人たちの味方してよ」「子供連れで行く場所じゃなくなってきた。大人の変な人達が主役」「ディズニー界隈って闇深いな…」などの声が上がりました。
また、地元住民という人は「ディズニーの周辺数キロはオリエンタルランドが買い上げて公共用に譲り渡している土地のため、おそらく舞浜駅もオリエンタルランドがJRに渡した土地です。そのため、オリエンタルランドは市政や警察にまで顔が効くようで、舞浜駅周辺での事件はニュースになりません。おそらく今回の件もコレコレさんが取り上げなければ静かに消えていくでしょう」とコメント。過去にキャストだったという人からは「ここで待つ人は昔からいました」という告白も。
そのほか、以前チームアーリーとけんかになったという人は、「ルール違反について指摘して言ってることは私が正しくても、全然関係ない暴言とかはいてくるし、キャストの人は目の前にいるのに見て見ぬふり」と現状を嘆く声も上がっています。今後、この動画を受けてチームアーリーの迷惑行為はもちろん、ルールを守る人たちをカバーする対策をオリエンタルランド側が打つのか。注視したいですね。