絶品おすすめ! 尾道ラーメンと町中華
筆者のおすすめは、横浜橋通商店街の入口にある「麺や太華(たいか) 横浜橋店」。こちらは、広島県竹原市にある「太華園」の流れをくむラーメン店。看板メニューの中華そば(税込850円)は、本格派の尾道ラーメンです。
鶏ガラがベースのスープに、背脂を散らすタイプ。麺は平打ちのストレートで、デフォルトの具はチャーシュー、メンマ、青ネギ。この青ネギがこだわりの逸品で、広島県の倉橋島から直送されているそうです。
中華そばとともにおすすめしたいのが炒飯(税込650円)。パラパラで絶品です。
そして、もう1軒のおすすめが、350メートルのアーケード通りを通り抜けた先にある「酔来軒(すいらいけん)」。1940年創業の町中華で、人気ナンバーワンはまかないを改良してメニュー化した「酔来丼」(税込500円)です。ごはんの上に、目玉焼き、ネギ、メンマ、2時間じっくり釜で焼いたチャーシューが乗っています。
メディアにも多く取り上げられている「酔来丼」ですが、チャーシューが増量になる、「スペシャル酔来丼(税込950円)」なる裏メニューが存在します。このメニューが書かれている場所を発見した人だけがオーダーできるので、メニューをじっくりと(ひっくり返して)みてください。
新しい店が阪東橋のイメージを変えていく?
「酔来軒」から横浜市立大学附属市民総合医療センターのほうに歩いていくと、「UNI DONUTS(ユニドーナツ) 横浜阪東橋」が見えてきます。2023年12月15日にオープンした横浜発のカフェブランド「UNI COFFEE ROASTERY(ユニコーヒー ロースタリー)」が手掛ける生ドーナツのテイクアウト専門店です。
とろける食感の生ドーナツ6種類を販売しており、行列が絶えません。あまりの人気で11:00から配付される整理券が必要でしたが、2024年4月現在は整理券なしでも購入できるようになりました。
どんな生ドーナツなのかは、All About ニュースの記事をご覧ください。
【記事】とろける食感で連日売り切れ! 横浜で人気の生ドーナツのテイクアウト専門店「UNI DONUTS」がオープン
阪東橋駅の北側にある阪東橋交差点を渡った先には「イセザキ・モール1-6St.(伊勢佐木町商店街)」があります。このイセザキ・モールは伊勢佐木町1丁目から6丁目までですが、藤棚浦舟通りを挟んだエリアにポツンと「7丁目」が存在します。
1~6丁目とは少し雰囲気が異なり、広めの富士見川公園があることから、週末は子ども連れのファミリー層を多く見かけます。そんな伊勢佐木町7丁目で「おしゃれなカフェがオープンした!」と話題となっているのが「CAFE YOSHIZUMI(カフェ ヨシズミ)」です。
横浜山手エリアにあった「季節の喫茶 吉住」が移転し、2023年12月にリニューアルオープンしました。店主は千葉県・木更津出身の稲毛ひろ美さん。店名の「YOSHIZUMI」は、おばあさまと営んでいた「宿 吉住」の思いを受け継いだものだそう。
木更津「ブラジル屋」のコーヒー豆を使い、ネルドリップで丁寧に淹れてくれるコーヒーは、歩き疲れた身体と心を癒してくれました。コーヒーはテイクアウトもできるので、UNI DONUTSとともに公園で食べるのもおすすめです。
新旧のグルメを求めて、横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」で降りてみませんか。
この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。