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第9話のあらすじ
野球部の退部を仲間に伝えた翔(城桧吏)。それを聞いた部員の長谷川(坂上翔麻)は、「逃げるのか?」と翔に問います。長谷川のこの言動には、翔が野球を嫌いになったのではなく、自分を含めた野球部仲間のことが嫌いになったのではないかと考えたもので、互いに思っていることをぶつけ合おうと話し合いの場を設けます。その頃、翔の父・誠(原田泰造)の職場では、部下の志村(芦原優愛)が手術を控えた父に顔を見せるために、契約獲得のために粘ってきた企業相手のプレゼンを代わってもらいたいと相談にやってきます。それを聞いた古池(渡辺哲)は、志村の思いに感動。誠にこっそりと志村の人柄を評価するなど、アップデートの過程を見せます。
一方、誠の娘・萌(大原梓)は母・美香(富田靖子)の推しアイドルグループ「RANDOM(ランダム)」のコンサートの付き添いを辞退したいと父に相談します。その理由は、二次元の世界には夢中になれるのに、現実の人間との関係に冷めてしまう部分がある自分を「人と関わる才能がない人間」だと感じたことが原因のようで……。そんな萌に誠が投げかけた言葉は、人知れず悩む萌を勇気づけるのでした。
野球部仲間と本音を言い合ったことで、互いの考えを理解し始めた翔の高校生活は順調に進んでいきます。彼らと一緒に下校している途中で、大地(中島颯太)と円(東啓介)に遭遇。すると、長谷川は甲子園の出場経験がある円を知っており、握手を求めるのです。翔たちと別れた2人は手をつないで歩き出し、以前よりも自分たちの将来について前向きな様子を見せます。
翔の不登校をきっかけとした家庭の問題に1人追い詰められていた美香に、心のよりどころを与えてもくれたのがRANDOMだったと知った誠は、これまで持っていたアイドルに対する偏見を180度変え、救世主として沖田家を救ってくれた彼らに感謝するのです。コンサート終了後、会場近くで同じく鑑賞に来ていた大地の母・美穂子(松下由樹)らと遭遇した美香。誠に勧められ、場所を移して美穂子たちと感想を語り合う時間をもらいます。美香は、自分では誠をここまで変えられなかったと、大地の存在を美穂子に感謝します。すると、美穂子も別れた夫の愚痴を語り出し……。
美穂子たちと別れた美香は、近くでRANDOMについて勉強しながら待っていたという誠のもとに向かいます。新たに夫婦共通の話題ができたことで、盛り上がる誠と美香。そこに、2人を迎えに来たという萌と翔が現れ、パフェを食べに行きたいとねだります。
そんな沖田家の姿を偶然見つけた大地と円。大地は家族の楽しそうな様子を見てうらやましく感じるも、自分には縁がないからと寂しそうな表情を見せます。すると、2人に気付いた翔が声を掛け、一緒にパフェを食べに行かないかと誘います。そんな大地の思いを知り、円が取った行動とは――?
今後の見どころとSNSでの反響
放送を終えて、X(旧Twitter)では「お母さんがKPOPアイドルにハマった理由が『自分を守るため、家族を守るため』っていうの分かるな。推しは自分が自分でいるために必要なものなんだよな」「大地君たちがグッと前に進んだことにビックリ!このまま上手くいきますように」などの声が寄せられています。
3月9日放送の第10話では、エンディングに相島一之さん演じる謎の男が登場し、物語に次なる嵐を巻き起こしそうな予感……! 最終回までラストスパートを駆ける『おっパン』に目が離せません!
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』あらすじバックナンバー
・第8話・第7話
・第6話
・第5話
・第4話
・第3話
・第2話
・第1話
この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。