『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』第2話 昭和のおっさんは「腐女子」を理解できるのか!?

2024年1月6日から放送がスタートしたドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』。第2話のストーリーをおさらいし、今後の見どころを紹介します。

ネプチューン、原田泰造さん主演のドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(フジテレビ系)。ひと昔前の価値観に縛られたおじさんが、息子の友人を通して意識をアップデートしていく物語です。

この記事では、第2話のストーリーをおさらいし、今後の見どころやSNSでの反響についても紹介します。

>前回(第1話)のあらすじはこちら

第2話のあらすじ

沖田誠(原田泰造)は息子の翔(城桧吏)に価値観のアップデートを誓うも、翔はいまだ部屋に閉じこもったままで、娘の萌(大原梓)にも邪見に扱われるばかり。

オフィスに出社すれば、トラブルに見舞われた案件の担当者である部下の原西匠(井上卓哉)が、素知らぬ顔で同僚たちに有休を使って出掛けた先のお土産を配っています。そんな原西の姿を見て、誠はついまた要らぬひと言を放ってしまいます。

その頃、萌は国内最大級の同人誌イベント「コミックカーニバル」(以下、コミカ)に向けて、ラストスパートをかけていました。そんな萌を、コミカ前日にまさかの発熱が襲います。翌朝も熱は下がらず、それでも行こうとする萌を止める妻の美香(富田靖子)と誠。

マンガをこよなく愛し、BLの二次創作にいそしむ腐女子ガチ勢の萌。今日のために準備してきた同人誌をどうしても販売したいと必死な様子に、誠は「じゃあ、父さんが行こう」と提案します。そこにタイミングよく、ゲイの青年・大地(中島颯太)が現れ、一緒に手伝ってもらうことに。
画像出典:フジテレビ系『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』公式サイト
画像出典:フジテレビ系『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』公式サイト
そんな誠たちを会場で待っていたのは、異様なコスプレ姿が目を引く萌の友人・林檎(工藤綾乃)やセーラー服姿のおじさん(森本のぶ)など、誠がこれまで関わったことのないような人たちばかり。しかし、ひとたびブースの設営や搬入作業などに取り掛かると、見事なチームワークと手際のよさを発揮し、誠は思わず「このチーム、うちにも欲しい」と見直してしまいます。

誠や大地たちの頑張りの甲斐もあって、萌のブースは完売御礼で幕を閉じました。こうして、萌の仲間たちとの交流によって、腐女子の世界を少しずつ理解した誠。帰り際に大地から掛けられた、「萌さんの好きっていう気持ちがみんなを動かしてるってことですよ、きっと」という言葉は、全ての“推し”を愛する人たちへの理解にもつながっていました。

後日、誠が愛犬・カルロスを散歩していると、大地が知らない男性と抱き合う瞬間を偶然目にしてしまいます。大地が本当にゲイであることを認識した誠は、彼らのことを自分の今までの尺度で否定してはいけないし、否定したくないと頭では思いつつも、心から理解できる日が来るのかどうかと、不安を隠しきれません。

そんな誠が散歩から帰ると、玄関で翔と鉢合わせます。ヘアピンを駆使したかわいらしいヘアスタイルにメイクとネイル、そしてピンク色の洋服に身を包んだ翔を目にした誠は、改めて自分がこれまで翔にちゃんと向き合ってこなかったことを思い知らされるのです。

今後の見どころとSNSでの反響

画像出典:フジテレビ系『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』公式サイト
画像出典:フジテレビ系『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』公式サイト
第2話では「腐女子の世界」をテーマに、誠がまた1つアップデートを遂げました。これまでの誠であれば、自分が理解できない世界について平気でデリカシーのない言葉を放っていたであろうところを、少しでも理解しようと歩み寄る姿が印象的でした。

放送を終えて、X(旧Twitter)では「2話も面白かった。アップデートを試みる誠さんの頑張りを応援したくなりますね!」「誠さんのことを価値観の古いおじさんだって笑うだけじゃなくて自らも顧みないといけないよなって思いながら観ちゃう」「家族とか周りの人から言われた言葉って、言った本人は忘れちゃってても、言われた方はずっと覚えてるよね。それでも娘のことを理解しようとする父親、やっぱり趣味が家族ってだけあって凄く良いな…」など、さまざまな声が寄せられています。

20日放送の第3話は、誠が大地と“デート”をする様子が描かれます。さらに、松下由樹さん演じる大地の母も登場し、誠の価値観アップデートにどう影響を与えるかが注目です。そんな次回のキーワードは「クマノミ」と「パンツ」。早くもタイトルを回収する予感!?

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』あらすじバックナンバー

第1話


この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。
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