『春になったら』第5話 木梨憲武と奈緒の父娘口論に共感と涙「すれ違い切ない」「わかるからつらい」

2月12日に放送されたドラマ『春になったら』第5話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:関西テレビ『春になったら』公式Webサイト)

木梨憲武さん、奈緒さんが共演するドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)。2月12日に放送された第5話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。


>前回(第4話)のあらすじはこちら

春になったら
画像出典:関西テレビ『春になったら』公式Webサイト

第5話のあらすじ

雅彦(木梨憲武)は葬儀会社に勤める岸(深澤辰哉)に、自分の葬式を取り仕切ってほしいと依頼。自分の余命をあっけらかんと話し明るい葬儀にしたいと語る雅彦に対し、葬式のことなど想像したくないと怒り出す瞳(奈緒)。雅彦は瞳に現実から目をそらさないよう言い聞かせ、最高の葬儀にするべく、主治医の阿波野(光石研)からすすめられた“人生ノート”を書き始めます。

一馬(濱田岳)は塾講師として正社員登用される一方、芸人の事務所からはクビを言い渡されます。経済力があれば雅彦に瞳との結婚を許してもらえると話す一馬を前に、瞳は気持ちの整理が追いつかず。偶然コンビニで一馬を見かけた岸は、雅彦と一馬の間で苦しむ瞳を案じるあまり、「瞳にあなたは相応しくない」と憤りを主張します。

そんな中、一馬の息子・龍之介(石塚陸翔)が突然の家出。一馬と瞳が必死に探していると、買い物帰りの雅彦から龍之介を見かけ自宅に連れ帰ったと連絡が。賢く大人びている龍之介は父や瞳の事情を理解しつつも、父に芸人をやめてほしくなかったと本音を吐露します。

「惜しいとこまで行って諦めちゃうのは残念。瞳もそう思ってるんだろ?」と指摘する雅彦に、瞳は「無責任だよ。親だったら娘の気持ちも考えてよ」と怒りをぶつけます。雅彦に結婚を認めてもらうために悩んで芸人をやめた一馬の気持ちと、夢を諦めてほしくないという本音、何よりも今は雅彦のことを1番に考えたい思いの中で葛藤していた瞳。

「もう俺のことは心配しなくていいから。今までどおりでいい」と言い返す雅彦に、「できないよ」と泣いて反論。そして、「わたし結婚しない。お父さんがこんな時に結婚なんて無理だから」と言い切るのでした。

春になったら
画像出典:関西テレビ『春になったら』公式Webサイト

相手を思う気持ちのほんの少しのすれ違いが切ない

残された日々を闘病者としてではなく、瞳の父として生きたいと願う雅彦。「瞳は結婚したい、俺はそれを認めない、もうそれでいいじゃない。ケンカしたってそれでいいじゃない」という言葉にはその気持ちが詰まっていました。一方の瞳は、父のことを考えるあまり自分の幸せを手放す行動に。互いを思いやっているはずが、掛け違えたボタンのようにかみ合わず、何とも胸が詰まる展開となりました。

X(旧Twitter)では、「子どもの気持ちも親の気持ちもわかるからつらい。みんな相手を想って行動してるんだもんな」「ちょっとずつ全員の気持ち共感できるから、もうごちゃごちゃして苦しくなる」「皆が少しすれ違っていて切ない」「問題が同時多発しすぎだから、みんないっぱいいっぱいなんだよね」「皆で寄り添えばいいじゃないか。無理に支えなくてもただ隣で寄り添ってくれるだけで救われるのが家族じゃないのかな」などのコメントが寄せられています。

自分たち父娘のせいで一馬が夢を諦め、それに反発した龍之介も家出する事態に責任を感じた瞳は、婚約を解消し雅彦のことに専念しようと決意。一方の雅彦は、瞳の結婚が破談になったと聞いても手放しで喜ぶ気にはなれず。そんな折、張りつめ続けた瞳の体に異変が……。すれ違った父娘の愛情が重なる瞬間は訪れるのでしょうか。目が離せません。

『春になったら』あらすじバックナンバー

第4話
第3話
第2話
第1話

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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