強力な新人たちの登場、そして飛躍する中堅グループも?
ゆりこ:かなりの難題ですね! 兵役が迫っているメンバーがいないことと、話題性から「RIIZE」は最有力候補かなと思います。さらに個々のキャラクターが広く認知されて、2年以内にEXOの『Growl』やBTSの『I NEED U』のような“初期の代表曲”が作れたら無敵でしょうね。矢野さんの予想は?
矢野:実は僕もRIIZEに注目しているんです。まだデビュー間もないにもかかわらず、公式TikTokのコンテンツ累計再生回数が3億回を突破したり、高級ファッションブランドとコラボしたり幅広い活躍をしていますよね。とにかく“勢い”がすごい!
ゆりこ:あとSEVENTEEN(以下、セブチ)と同じHYBE傘下の「PLEDISエンターテインメント」から9年ぶりの新人ボーイズグループがデビューします。「TWS(トゥアス)」という6人組だと発表されました。総括プロデューサーはSEVENTEENを手がけたハン・ソンスさんです。
矢野: 6人組ということは大人数型のセブチとは全く違った雰囲気になるはず。今はまだ発表されていないだけで、2024年デビュー組はまだまだいるでしょうし。中堅グループにとっても頑張り時ですよね。
ゆりこ:そういえばこの前、K-POP関連の仕事仲間と「ATEEZはさらに化けるのでは?」という話になったところなんです。ファンの熱量も高いですし、大ブレイク前の防弾少年団(現BTS)とARMYを見るようだと。
矢野:そういえばニュースで見ました。ATEEZの最新アルバム『THE WORLD EP.FIN : WILL』が米ビルボード200で1位を獲ったと。
ゆりこ:はい。来年1月のソウル公演も完売していました。着実にファンを増やしてきているようです。
矢野:「MMA2023」で「レコード・オブ・ザ・イヤー」を獲ったNCT DREAMも快進撃が続くと思います。
ゆりこ:新人ベテラン問わず、誰もが跳ねる可能性がある、そこがK-POPの面白いところですよね。今年の冬だってTikTokチャレンジをきっかけにEXOの『The First Snow』が韓国の音楽チャート1位になりましたから。発売から10年の月日を経て“オールキル”(※)するなんて……まさに“12月の奇跡”。
※Melonなど韓国の主要音楽サイトで1位を総なめすること
矢野:1つのきっかけで大ブレイクか……本当に何が起こるかわかりませんねK-POPは。そういえば、2024年に入隊予定のアイドルもいますよね?