とうとうBTS全員が兵役へ…“絶対王者”不在の「2024年K-POPボーイズグループ」はいったいどうなる?

先日BTSメンバー4人の入隊が発表されました。振り返れば今年はソロアーティストとしての活動はあったものの“完全体としてのBTS”は存在しなかった1年。絶対王者が不在となる2024年のK-POPボーイズグループの勢力図はどうなるのでしょうか。サムネイル写真:ZUMA Press/アフロ

M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったニュースについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。韓国エンタメ初心者からベテランまで、これを読めば韓国エンタメに“沼る”こと間違いなし!

K-POPゆりことZ世代編集者がゆるっとトーク
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#28のテーマは「2024年のK-POPボーイズグループ」。BTS全員の入隊決定と強力な新人の登場、飛躍しそうなグループの予想まで。

【前回の記事「2023年のK-POPニュースTOP5」(#27)はこちら

2023年は最初から最後までBTSがいなかった

※写真:ZUMA Press/アフロ
先日、残る4人が入隊したBTS ※写真:ZUMA Press/アフロ

編集担当・矢野(以下、矢野):とうとう先日BTSの全員が入隊しましたが、2023年は初日から完全体としてのBTSが存在しない(デビュー以来)初めての年でした。各メンバーのソロ活動が活発かつ華々しかったので、常に存在感はありましたが。

K-POPゆりこ(以下、ゆりこ):BTSという名前を背負いつつ、ソロアーティストとしての持ち味と立場もきちんと確立しようとしていたように感じます。

矢野:ジョングクさんのソロ名義の曲では、コラボ相手のセレクトやMVの表現、歌詞に対する議論もありました。

ゆりこ:いわゆる『3D』問題ですよね。抗議するARMY(BTSのファン)も少なくなかった。その声は制作側にもご本人にも届いているはずです。

矢野:最後の残ったRMさん、ジミンさん、Vさん、ジョングクさん計4名が一気に入隊したというのも驚きでした。2025年の完全体カムバックが現実となりそうです。ゴールが決まっていれば前向きに待てる(笑)。

ゆりこ:K-POPファンの間では、入隊による活動休止期間を空白期と軍隊を掛け合わせて「軍白期」と言うのですが、軍白期もファンを寂しくさせないように、あらゆるコンテンツを事前制作しているはずです。早速ジミンさんのソロシングル『Closer Than This』が公開されました。また、公式発表ではありませんが韓国の経済メディアによると「一部メンバーのソロアルバムが3枚予定されている」という報道も。

矢野:きっと入隊直前まで忙しく働いていたんだろうなぁ……。これから約2年間、BTSが不在となるわけですが、来年のK-POP業界はどうなるんでしょうか?

王者不在のときにこそ“NEXTスター”が現る!?

ゆりこ2023年のビッグニュースの1位に「BTSの入隊」を選んだ理由でもあるのですが、いてもいなくても影響力があるのがBTS。彼らの不在は今後2年間のK-POP、特にボーイズグループの勢力図を変えると見ています。K-POPの歴史を振りかえっても超大型スターが頭角を表すのは“絶対王者”が兵役や活動休止などで席を外したタイミングなので。

矢野:BTS不在の穴は本人たちにしか埋められないとは思いますが、別の大きな山を作る存在が出てくるかもしれませんね。

ゆりこ:2024年は昨年から私たちが言い続けている「ボーイズグループ戦国時代」が本格化するはずです。それがK-POP全体の活性化につながり、新しいものも生まれる。そして今は1つの椅子をかけて争うというよりも矢野さんのおっしゃる通り、各グループがいかに“自分の山”を大きくしていくかという方向性ですよね。

矢野:潰し合うより高め合う感じでしょうか。違う事務所のアイドル同士が一緒に新曲のダンスを踊ってSNSに投稿するのも、少し前は考えられなかったですよね。ここ数年でK-POPファンのパイ自体が格段に広がりましたし、世界単位で見るとまだ余白がありそう。

ゆりこ:それに来年も引き続きNewJeansやIVE、LE SSERAFIMにaespa……ガールズグループも超元気だと思うんです。BLACKPINKもグループとしては再契約しましたし。女子の勢いは今年以上かもしれない。

矢野:そこへBTSが7人で帰還したら……かなりワクワクする未来。ちなみに、ゆりこさんがあえて選ぶとするなら「2024年の主人公」はどのグループになると思いますか?

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「2024年の主人公」は一体どのグループ!?
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