にぎわうBRTひこぼしライン
カラフルなバスが注目を集めているのか、いまだ開業人気なのか、観光資源として注目され始めたのかよく分からないけれど、想定を上回る利用者でにぎわっている。やや小ぶりの車体なので、混雑すると窮屈だ。列車ほどのキャパシティがないのがバスの難点だ。利用者が増えれば続行運転でバスを増発するようだが、今後落ち着くのかどうか微妙だ。 JR九州の路線の中では、下から数えて何番目かの超閑散区間ゆえに鉄道での復旧を諦め、BRT(バス)に置き換えて復旧したわけだが、鉄道ファンとしては、やはり残念だ。しかし、せっかくお金をかけて再整備したのであるから、公共交通機関として末永く地域の足となり活躍することを願いたい。
JR九州全線が乗り放題の「青春18きっぷ」「旅名人の九州満喫きっぷ」「ぐるっと九州きっぷ」「鉄道株主優待券(1日乗車券)」などの利用は可能だ。
この記事の筆者:野田隆
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL「D51」を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、『ヨーロッパ鉄道と音楽の旅』(近代文芸社)を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。近著に『シニア鉄道旅の魅力』『にっぽんの鉄道150年』(共に平凡社新書)がある。
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL「D51」を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、『ヨーロッパ鉄道と音楽の旅』(近代文芸社)を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。近著に『シニア鉄道旅の魅力』『にっぽんの鉄道150年』(共に平凡社新書)がある。