25歳女性、職業はセラピスト、年収200万円。「家賃など払っていける自信がない」ため実家暮らしを選ぶ

All About ニュース編集部は、現在実家暮らしをしている人を対象に、毎月の生活費や貯金額に関するアンケート調査を実施。本記事では大阪府八尾市在住・25歳女性のエピソードを紹介します。

大阪府八尾市在住・25歳女性のエピソード
大阪府八尾市在住・25歳女性のエピソード
現在実家暮らしをしている人は、どのような経緯でその選択をしたのでしょうか。経済的な事情、自身の健康状態、家族の介護など、あらゆる事情が考えられます。中には、1人暮らしをすること自体がデメリットと考える人も。

All About ニュース編集部は、2023年9月11日~10月9日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、大阪府八尾市在住・25歳女性のエピソードを紹介します。

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:25歳女性
在住:大阪府八尾市
同居人数:両親、姉、めい、自分
世帯年収:父親400万円、姉200万円、自分200万円
実家の間取り:1軒家3LDK
職業:セラピスト

生活費や貯金額は?

実家に入れている生活費:3万円
交際費:1万円
毎月のお小遣い:1万円
毎月の貯金額:1万円
貯金総額:0円

総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、34歳以下女性の1カ月の平均消費支出は16万3767円です。そのうち、住居費の平均は3万8400円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた12万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

回答者に、実家を出る予定について聞くと「どちらともいえない」とし、「まだ分からないが30歳までには出たい」と回答。また、恋愛や結婚願望については「ない」といい、「特に願望はない」と話しました。

実家にいるのは職場が近く、家賃などの節約になるから

実家暮らしを選択している理由は「職場が実家から近く一人暮らしするメリットがないのと、低収入なので一人暮らしだと家賃など払っていける自信がないので」と話しました。続けて「寂しがりなので、まだ家を出て家族と離れて暮らしたいと思わないから」と語っています。

職場へのアクセスや経済面、人と住む安心感など、実家暮らしが回答者にとって大きなメリットになっているようです。

「お金の面は両親にすごく助けてもらっていて」

一方、実家暮らしでの苦悩を尋ねたところ「そんなにない」とのことでした。

しかし、「強いて言えば家には友達は呼びにくいのと、タイムスケジュールが姪っ子(4歳)中心なのでお風呂やご飯の時間が早い」と、少ないながらも悩みがあることを打ち明けました。

「自分の部屋と姉の部屋が繋がっているので声などがすぐ聞こえる」とも続け、家族と暮らすことで生じる問題点も説明しています。

また、実家暮らしをする上でのお金に関する悩みについては、「お金の面は両親にすごく助けてもらっていて特に悩みはない。早く稼げるようになって恩返ししたいぐらいです」と胸の内を打ち明けました。

実家で家族との生活を送る回答者。共同生活のため、多少の苦悩はあるものの全体的には実家暮らしが自身に合っているようです。また、両親への恩返しを早くしたいとも語っているように、実家への金銭面での貢献もしたいという意欲がうかがえます。

※回答者のコメントは原文ママです

この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。

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