子ども欲しい7割も“年収が足りない”9割。20〜30代の「今の年収」と「子育てに必要だと思う年収」は
ライボの調査機関「Job総研」は、20〜30代の社会人男女454人を対象に「2023年 少子化に関する意識調査」を実施しました。「将来子どもが欲しい」と思う派は約7割。子育てに必要だと思う最低限の年収は、平均「855.2万円」でした。
キャリアや就職・転職に関する匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボの調査機関「Job総研」は、20〜30代の社会人454人を対象に「2023年 少子化に関する意識調査」を実施しました。調査期間は、2023年10月25~30日です。
「将来子どもが欲しい」と思う派は約7割
20〜30代の社会人に、将来子どもが欲しいかどうかを聞いたところ、71.8%の人が「欲しいと思う」と答えました。同じ回答者に共働きはしたほうがいいと思うかを聞くと、87.9%が「したほうがいいと思う」と回答しました。
子どもを持つことに対する経済的な不安は?
子どもを持つことに対する経済的な不安の有無を聞くと、「不安がある」と答えた人が87%と過半数を占めました。経済的な不安があると回答した395人にその理由を聞いたところ、「教育費が十分に確保できない」と答えた人が52.4%で最も多く、次いで「他の支出や返済で手一杯」(45.8%)、「保育料や食費の高騰」(43.8%)と続きました。
現在の年収は平均「471万円」。子育てに必要だと思う最低限の年収は「855.2万円」
現在の年収について聞いたところ、平均額は471万円、中央値は450万円、最頻値は500万円。一方で、子育てに必要な最低限の年収についての質問では、平均額は855.2万円、中央値は600万円、最頻値も600万円と、現在の年収とは開きがあるようです。
最後に、ゆとりを持って子育てができる年収について聞くと、平均額は1037.6万円、中央値は900万円、最頻値は1000万円という結果になりました。