11月14日はいい上司(リーダー)の日! 日付が「いい(11)上司(14)」と読めることから、一般社団法人日本リーダーズ学会によって制定されました。
今回は、「上司」と「上長」の違いや、「理想の上司」アンケート歴代最多1位は誰かなど、違いの分かる人になれる上司・リーダーの豆知識をご紹介します。
「上司」と「上長」の違い
ビジネスで「上司」と同じように使われている「上長」ですが、厳密には意味が違います。
上司とは、会社で役職が自分よりも上位であり、自分の属している部署で指図をする人のこと。反対語は部下です。
一方の上長とは、年齢・地位が自分より上の人のこと。「年齢が上」という意味を含んでいるため、年下の相手には使わないのが一般的です。
しかし、会社や組織によっては、例えば、直属の上司は「上司」、他部署の上司は「上長」と呼ぶ、決裁権のある上司を「上長」と呼ぶ、などの使い方もあるでしょう。
普段社内で使う際には、先述した本来的な意味にこだわりすぎず、社内で使われている呼び方を尊重するのが無難といえます。
「マネージャー」と「リーダー」の違い
マネージャー(manager)は、文字通りマネジメント、時間や予算、人を管理する人を指す言葉です。管理をするには権限が必要なため、一般的に会社におけるマネージャーは管理職と呼ばれる役職を指します。
一方のリーダー(leader)は、こちらも文字通り集団をリードする、方向性・ビジョンを示してチームを先導する人を指す言葉です。
マネージャーと違ってリーダーには権限がなく役職を持たない場合も多いです。平社員でもリーダーシップを発揮する人は、リーダーとなります。
経営学者のピーター・ドラッカーは、これらの違いを「マネジメントとは物事を正しく行うことであり、リーダーシップとは正しいことを行うことである」と定義しています。
「理想の上司」歴代最多1位は?
明治安田生命がその年の新卒社員を対象に毎年実施している「理想の上司」についての調査。2003年の開始から数えて2023年で21回目という歴史あるアンケートになっています。
その21回のうちで、最も多く1位に選ばれた著名人は誰なのか気になりますよね?
男性上司の最多1位は、タレントの内村光良さん。2017年から2023年まで、なんと7年連続1位になっています。
一方、女性上司の最多1位は同点で2人。1人目は、俳優の天海祐希さんで、2010年から2016年まで7年連続1位。
その天海さんを抑えて2017年に1位となったのが、もう1人の最多1位、日本テレビアナウンサーの水卜麻美さん。2017年から2023年までこちらも7年連続1位になっています。
3人とも優れたリーダーシップとマネジメント力の両方をイメージさせる著名人なので、納得の結果といえるでしょう。
あなたの理想の上司像はどんな人ですか? この機会に、考えてみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。