「楽天経済圏」以外のキャリア経済圏には、どのような違いがある? 【お金のプロが解説】

ドコモやau、PayPayなど、楽天経済圏以外のキャリア経済圏には、どのような違いがあるのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの福一由紀が解説します。

各キャリア経済圏には、どのような違いがある?
各キャリア経済圏には、どのような違いがある?
NTTドコモの「ドコモ経済圏」、KDDIの「au経済圏」、ソフトバンクの「PayPay経済圏」など、携帯キャリア各社による「経済圏」には、それぞれの特徴やメリット/デメリットがあります。

楽天グループの「楽天経済圏」と比較した場合には、どのような違いがあるのでしょうか。「All About」仕事・給与ガイドで、楽天ユーザーでもあるファイナンシャルプランナーの福一由紀が解説します。
 

(今回の質問)
楽天経済圏以外のキャリア経済圏には、どのような違いがあるの?

 

(回答)
楽天経済圏は利用する楽天サービスの数や連携の有無によりポイント付与が異なります。対して、キャリア経済圏は契約しているサービスの内容によりポイント還元率が異なります。ご自身の生活スタイルと照らし合わせて、さまざまな生活費ごとの還元率の違いに注目すると良いでしょう。


以下で詳しく解説します。
 

支出に対する還元率の確認を

支出に対する還元率を比較するだけでも、各キャリア経済圏の違いが見えてきます。例えばゴールドカードを作った場合、一例として以下のようなポイント還元が得られます。

<ドコモ経済圏>
・docomo回線に契約&電気料金プラン「ドコモでんきGreen」を利用すると、dカードGOLDの支払いで電気代から10%のポイント還元
・光回線「ドコモ光」の支払いにdカードGOLDを利用すると10%のポイント還元
・docomo回線のスマホ料金をdカードGOLDで支払うと10%のポイント還元

<au経済圏>
・au回線のスマホ料金を「au PAYゴールドカード」で支払うと、最大11%のポイント還元

<PayPay経済圏>
・SoftBank回線のスマホ料金や「SoftBank 光/Air」の光回線代を「PayPayカードゴールド」で支払うと最大10%のポイント還元

月々の電気代やスマホ料金、光回線代から約10%のポイント還元があるのは大きいですよね。

楽天経済圏の場合は、楽天グループの各サービスを複数利用したり連携したりすることで、付与されるポイントの倍率が上がっていく仕組みです。

ご自身の家庭がどのキャリアを利用していて、スマホ料金や電気代をいくら使っているのか。ライフスタイルと家計を見直してみて、1番お得な経済圏を選ぶのが良いでしょう。
 

投資をする人はキャリア経済圏以外にも注目

キャリア経済圏以外にも、三井住友フィナンシャルグループとSBIホールディングスによる「SBI経済圏」など、さまざまな経済圏があり、これらは銀行の預貯金額や投資状況によって還元率が異なります。

今は各経済圏がサービス内容を競い合っている状況ですので、ご自身の中で1番お得な経済圏を見つけていくのが良いといえます。

ちなみに筆者は、JR西日本の共通ポイント「WESTERポイント」が貯まる「JR経済圏」も利用していますが、新幹線の予約でポイントが貯まる「エクスプレス予約」会員向けの「グリーンプログラム」サービスが終了し、新サービスに移行しました。これまで貯めていたポイントが2024年6月末までしか利用できないため、どうしようか考えているところです。

このように各経済圏は随時サービス内容が変更になる可能性があります。クレジットカードの還元率が下がる場合が多いですが、一方で良くなることもあります。自身がいま使っている経済圏の還元率やサービスについても、常に最新の情報をチェックしておき、他社と比較してサービス内容が劣る場合には乗り換えも検討していくと良いでしょう。
 

この記事の筆者:福一 由紀
FP(ファイナンシャルプランナー)。大学卒業後システムエンジニアとして勤務。2人の子どもを出産し退職後FP資格を取得。女性のFP仲間とともに会社を設立し、セミナー、執筆、各種メディアへの企画監修、コンサルティングなどを行っている。
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