無印の「敏感肌用化粧水」2種を使用感、成分など徹底比較! リニューアル前との違いは? 【元社員が解説】

衣服・生活雑貨や食品はもちろん、大型家具から家電までそろうブランド・無印良品。今回は無印良品で勤務歴のある筆者が、無印良品で発売中の化粧水を徹底比較してみました!

大人気商品「敏感肌用化粧水」が待望のリニューアル
大人気商品「敏感肌用化粧水」が待望のリニューアル
衣服雑貨や食品、家具から家電までそろう日用品ブランド・無印良品。ロングセラーの商品はアップデートをこまめに繰り返し、商品改良が続けられています。

今回ピックアップしたのは、9月下旬にリニューアルしたばかりのスキンケア商品。その中でも、敏感肌用化粧水の「さっぱり」「高保湿」の違いについて、無印良品で勤務歴のある筆者が解説します。
 

肌悩みに合わせて選べる使用感

(左)敏感肌用化粧水 さっぱり(300ミリリットル・税込790円) (右)敏感肌用化粧水 高保湿(300ミリリットル・税込990円)
(左)敏感肌用化粧水 さっぱり(300ミリリットル・税込790円)
(右)敏感肌用化粧水 高保湿(300ミリリットル・税込990円)
最初のポイントは「使用感」。さっぱりタイプはべたつきを感じにくい、さらっとした使用感が特徴です。肌の皮脂が気になる人や、汗をかきやすい人にもおすすめ。

一方、高保湿タイプはテクスチャーからとろみを感じる濃厚さがあります。私が勤務していた時代には、高保湿の方が売れ行きの伸びがありました。乾燥を感じやすい人、粉を吹いてしまう人など、長時間保湿を維持したい人におすすめしたい使用感です。
 

高保湿だけに含まれる“注目成分”って?

高保湿リニューアル後の注目成分はズバリ2つ!
高保湿リニューアル後の注目成分はズバリ2つ!
次に「配合成分」について、実はさっぱりタイプと高保湿タイプとで微妙に成分や配合比率が調整されています。高保湿だけに含まれる中でも注目すべきが「ジグリセリン」と「PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン」。

「ジグリセリン」は、洗い上がりの肌にしっとりとした感触を与えてくれる成分。「PEG~グリセリン」は、保湿効果を持つ「水溶性保湿油」と呼ばれる成分です。油に水溶性を持たせるという画期的な成分であり、保湿しながらもベタつきにくいのが大きな特徴と言えるでしょう。

また、今回のリニューアルのポイントとして、従来品と比べて保湿成分の配合量をアップしたという発表もありました。一度、無印のスキンケアから離れた学生スタッフからも「それなら継続して使ってみようかな」という声が寄せられています。
 

リニューアルでボトルデザインも一新

高保湿の方がお高めではあるが、十分お手頃
高保湿の方がお高めではあるが、十分お手頃
そしてやはり、気になるのはお値段。配合成分や比率の違いから、リニューアル以前と同様に高保湿の方が値段設定が高くなっています。今回も、同じ300ミリリットルの商品で200円の差がある状況です。

一見するとリニューアル前よりも価格がグンと高くなったように思えますが、内容量も増えているので一安心。洗面所にポンと置いていてもなじむボトルデザインも、リニューアルのうれしいポイントですね。

店頭のテーブルや目立つ場所で展開されることの多い、今回の敏感肌用スキンケア商品のリニューアル。ぜひ無印良品の店舗でもチェックしてみてください。

この記事の筆者:花輪えみ プロフィール
千葉県出身。都内の無印良品3店舗で勤務経験があり、内1店舗では副店長を務める。勤務時は食品や生活雑貨を担当。無印良品のイチオシ商品は「全粒粉ビスケット」。良品計画退職後はライター/編集者として活動し、記名ライター歴8年目を迎える。女性向けサイト編集、兼業ライターを経て現在フリー。趣味は散歩。
 
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