中村倫也さん主演のドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)が9月14日の放送でついに最終回を迎えました。SNSに寄せられた反響とともにストーリーを振り返ります。
最終話のあらすじ
随明寺の住職・江西佑空(麿赤兒)が“聖母アビゲイル教団”を受け入れたことに驚きを隠せない、ミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)らハヤブサ消防団メンバー。江西の亡き妹である山原展子(小林涼子)を聖母として崇めてきた教団が、皆既日食の日に新たな聖母として立木彩(川口春奈)を擁立する計画を立てていると知り、儀式を阻止しようと奮起します。
東京から心配して駆けつけた担当編集者・中山田洋(山本耕史)は、これ以上は警察に任せたほうがいいと反対するも、太郎は「ハヤブサは僕らハヤブサ分団で守らなければなりません」と宣言。太郎は教団を主導する顧問弁護士・杉森登(浜田信也)に直接会いに行くと、「ハヤブサも彩さんも渡さない」と宣言。
太郎は江西や、展子の幼なじみだった謎の白髪女性・映子(村岡希美)から聞いた話を元に、山原展子の一生を描いた物語を脚本に起こし、彩に読ませます。展子が1人の女性として必死に生き抜いた壮絶な人生を目の当たりにし、教本とは違うと拒否する彩。しかし太郎は、彩もまた展子と同じ1人の女性、ただの人間で聖母なんかではないと必死で説得します。
そしていよいよ皆既日食の時間が迫り、ユートピア建設のために買い上げた野原へと集う信者たち。ハヤブサ消防団も儀式を止めようと出動する中、町内放送から彩の声が――。彩は教団が土地を買収するために、真鍋明光(古川雄大)が放火や殺人を行ったことを暴露。裏では杉森も暗躍し、自分は全てを知りながら黙って見ていたと語ります。事実を知らされた信者らは散り散りに去っていきました。
かくして教団からハヤブサを守った太郎たち。1年後、ベストセラー作家となった太郎は拘置所にいる彩と文通をしながら、ハヤブサ消防団の一員として変わらずハヤブサで暮らし続けているのでした。
太郎必死の説得に煩悶する彩、そして感動の大団円!
太郎の涙ながらの説得は、信仰と太郎への思いの狭間で揺れる彩にしっかりと届き、ハヤブサ地区が教団から守られるという展開へ。しかしラストシーンでは東京で新たな“聖母”を迎え活動を続ける教団の姿も描かれ、彼女が太郎の新刊を脇に携えていたことから、続編や新たな展開への期待も搔き立てられました。
X(旧Twitter)では、「ミステリーとしても面白かったけど人間ドラマも描かれてるのがよかった」「(杉森と対峙する)太郎君、めちゃくちゃかっこよかった、スカッとした」「彩さんが信仰していたアビゲイルと同等に太郎さんを大切な存在になったと発言していたの感動」「団長最後までかっこよかった」など感動の声が続出。
また、「すでにハヤブサロス」「続編あるような匂わせ方上手すぎるだろ笑」「真鍋のスピンオフ希望」「消防団がただわちゃわちゃしてるだけの続編ないかな~。起きる事件は平和なやつ、でもみんな大騒ぎみたいな」など、続きを期待するコメントも多く寄せられています。
『ハヤブサ消防団』あらすじ&見どころバックナンバー
・第8話 衝撃ラストにネット騒然!・第7話 教団信者はずっと前からハヤブサを狙っていた?
・第6話 連続放火犯は消防団メンバーの中に⁉
・第5話 川口春奈、ラストの不気味な笑みに悲鳴殺到
・第4話 川口春奈“彩”の正体にネット戦慄
・第3話 増え続ける謎と恐怖演出がたまらない!
・第2話 “真鍋”古川雄大の不気味な笑みに悲鳴殺到
・第1話 ほのぼのから一転、不穏なサスペンス展開
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。