
メルカードはなぜこれほどまでに人気なのでしょうか。その理由は……。
最大の魅力はメルカリの「売上金」を支払いに使えること

メルカリが行った調査によると、メルカード利用者の3人に1人が支払いにメルカリの売上金を利用しているそうです。

特に10代から20代前半の「Z世代」と呼ばれる若者は、自分の所有物を資産として考える傾向にあるので、売上金を想定した消費という新しい考え方も出てきているようです。
参考:【調査発表会レポート】メルカリ「世代別の消費行動・資産認識に関する調査」
前もって支払う機能があり、早い段階で気持ちが楽になる
メルカードの支払いは、個別の利用分ごとにできるのも大きな特徴です。例えばコンビニで600円、メルカリで2900円を使ったならば、この2つを別々のタイミングで支払えるのです。メルカリで売上金が入ったらその都度支払いができるので、後々まとまった金額の請求が来ないという、気持ちの上で「少し楽になる」効果も期待できます。
一般的なクレジットカードは、その月に使った分を翌月まとめて支払うので、金額も大きくなりがち。それを見ると「こんなに使った?」と驚くこともあるようですが、その都度支払っていけば大きな金額にならないというわけです。ただし利用した金額には変わりないので、無計画に使うのはやめましょう。
利用限度額を設定できる

高額な買い物を無計画に行わないために、利用限度額を低めに設定することもできます。メルカードは5000円から、その後1万円単位で最高50万円まで利用限度額を設定できます。
利用限度額はメルカリのアプリ上で変更ができますから、計画的に高い買い物をする場合には変更しておくと良さそうです。
メルカリ内で管理ができる

サービスセンターに問い合わせて……という作業がない分、スピーディに対応できます。利用停止にした後は、再びメルカリアプリで利用停止の解除ができます。
何に使ったのか、すぐに分かる
メルカードを使うと、すぐにスマホに通知が来ます。どこでいくら使ったのかがすぐに分かるので、不正利用対策にもなるでしょう。メルカリ内での反映も比較的早いので、家計管理もしやすくなります。還元率はユーザーによって異なる
メルカードはメルカリ内での買い物と、それ以外の店舗での買い物で、ポイント還元率が異なります。メルカリ以外での利用では一律1%。メルカリ内での買い物でメルカードを使った場合のポイント還元率は、各ユーザーのメルカリ利用実績により決まります。還元率は半年に1回更新され、次回は2024年4月1日が更新日になります。参考記事:「メルカード」の還元率が10月1日で切り替わる! 維持するために9月中に考えたいこと
メルカードはメルカリに紐づいたクレジットカードなので、不用品を売ってお金を得るというメルカリのメリットをうまく取り入れたサービスだと感じます。メルカードは20歳以上でないと作れませんから、その点にはご注意ください。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。