【サマソニ出演】今からでも遅くない! 何かと話題の新K-POPグループ「NewJeans」入門編

2022年に彗星のごとく現れた新K-POPグループ「NewJeans」とは? M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が、その魅力と人気のヒミツに迫ります! ※サムネイル写真:アフロ

まさに「全員がセンター」、メンバー5人の魅力と覚え方は?

ゆりこ:アイドルオタクな韓国の友人いわく「全員がセンター」。まさにこの一言だなと思いました。人数も5人と多くはありませんし、ぜひ名前と顔を覚えるとさらにハマれると思います。リーダー的存在で凛とした美しさを持つ最年長のミンジさん。他社での練習生を経てADORへ。最初にデビューが決まったメンバーといわれています。
 


矢野:選ばれし練習生ですね。エリートアイドルだ。

ゆりこ:そしてミンジさんと同い年のハニさんも“お姉さん組”ですね。ハニさんはアニメ『【推しの子】』のアイのように「プロ・アイドル力」が高い! 歌、ダンスの実力に愛嬌(あいきょう)まで兼ね備えたベトナム出身、オーストラリア育ちのメンバーです。
 


矢野:ベトナム系の人もいるのですね! 珍しい。BLACKPINKのリサさんもタイ出身でしたが。

ゆりこ:オーストラリア育ちなので英語はペラペラ。先日の「Lollapalooza 2023」でもメインMCとして流ちょうな英語を話していました。今では「ベトナム語より楽(本人談)」という韓国語もかなり上手です。グローバルアイドルの貫禄。ちなみに、矢野さんは2年前にミンジさんとハニさんを目にしているはずなんですよ。

矢野:ええっ!? 一体どこで……?

ゆりこ:BTSの『Permission to Dance』のミュージックビデオ、ご覧になりましたよね。あの中に出てきた踊る女子高生。最後にマスクを外して笑う子たちがいるじゃないですか。あれ、ミンジさんとハニさんなんです。

矢野:そうだったんですか! もう1度見てみます。
 


ゆりこ:そしてハニさんと同じく英語ネイティブなメンバーがダニエルさん。韓国でキッズモデルとして活動後、父親の母国であるオーストラリアへ渡り、再びK-POP歌手を目指して韓国へ戻ってきました。後光が指すような透明感と、“プリンセス感”がハンパない。映画『リトル・マーメイド』の韓国語版アリエルの吹き替えを担当し、主題歌も歌っているのでぜひ見てほしいです。
 


矢野:そしてへリンさんとヘインさん。2人ともお名前が似ていますね。

ゆりこ:見分け方は「猫ちゃん顔」がへリンさん、グループで一番背が高い子がマンネ(最年少)のヘインさんです。

矢野:へリンさん、よく猫耳つけてますよね。ミュージックビデオとか写真を見るに。
 


ゆりこ:新人アイドルがデビューすると、先輩芸能人の誰かに似ているとうわさになることがありますが、へリンさんはまさかの猫(笑)。たたずまいも言葉も少し控えめでクールでミステリアス。無意識にへリンさんを目で追ってしまいます。

矢野:まさに猫ちゃん。覚えやすいですね。意外だったのはヘインさんが最年少ってこと。
 


ゆりこ:15歳、大人世代はSPEEDを思い出してしまう年齢ですが、ヘインさんからは「幼さ」を感じさせないオーラ、ひまわりのような強さをヒシヒシ感じます。「大人ぶっている」「大人びている」とも違う、プロのアーティストの面持ちと言いますか。彼女が子どもっぽかったらグループ全体のバランスが崩れていたでしょうし、そもそもメンバーに選ばれていないかもしれません。

矢野:聞く限り、全員がセンターでキーパーソンという感じですね。ミュージックビデオを見ていても全員がボーカルでダンサー、特に「担当」で分けていないようです。

ゆりこ:ラップ担当もいないし、キリングパート(聞かせどころ)で声を張りあげるメインボーカルもいない。歌い方もあえてトーンをそろえている。
 

>次ページ:全曲聞いても40分弱! リピートしたくなる「短尺曲」と誰もが歌える「フレーズ」

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