2023年は8月26~27日に放送予定の『24時間テレビ46』(日本テレビ系)。番組では毎年、さまざまな企画が目白押しですが、中でも人気なのがスペシャルドラマではないでしょうか。今回は、なにわ男子の道枝駿佑さんが主演を務める『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』が放送されます。
All About編集部は7月13~18日の間に、全国10~70代の500人を対象として『24時間テレビ』に関する独自アンケートを実施しました。本記事ではその中から、元テレビ局スタッフの筆者が「2000年以降で印象に残っているドラマ出演者」ランキングを紹介します。
2位:2012年『車イスで僕は空を飛ぶ』(二宮和也)
2位は、2012年放送の『車イスで僕は空を飛ぶ』で主演を務めた「二宮和也」さんでした。
二宮さん演じる不良の青年が、トラブルから下半身不随の状態となり車椅子生活に。生きる希望を失い自暴自棄になった時、自分のために涙してくれる人や、日々必死に頑張っている人たちの存在に気付きます。ダメ人生を歩んできた車椅子の青年が、「自分も誰かを助けたい」と一歩踏み出す姿を描いた作品です。
原作は長谷川泰三さんの著書『命のカウンセリング』。二宮さんのほか、上戸彩さんや薬師丸ひろ子さん、鈴木福さんらが出演しました。
アンケートの回答者からは、「演技や、ストーリーがとても素晴らしく感動して泣いたから」(静岡県/20代女性)、「二宮君の演技にひきつけられたのを覚えています」(大阪府/30代女性)、「ハンデを背負った人間が一生懸命生きる姿、人間ドラマが印象に残っています」(愛媛県/30代男性)といった声が寄せられました。
1位:2020年『誰も知らない志村けん』(重岡大毅)
1位は、2020年放送の『誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-』に出演した「重岡大毅」さんです。
タイトルの通り、日本を代表するコメディアン「志村けん」さんの知られざる素顔を描き出した作品で、生前の志村さんのアーカイブ映像を使用したドキュメンタリーと、ドラマパート、志村さんの愛した音楽を融合した「スペシャルヒューマンストーリー」でした。
重岡さんはドラマパートで主演を務め、志村さんと仕事を共にしてきたテレビディレクター・保科を好演。これまでにない取り組みが行われた作品でしたが、しっかりとまとめ上げました。
アンケートでは、「これまで知らなかったエピソードが描かれていたのが良かった」(北海道/50代男性)、「突然の悲報に日本中が悲しんでいるなかの再現ドラマだったため」(埼玉県/20代男性)、「重岡大毅の演技がすごい良かった。感動した」(沖縄県/20代女性)などの声が寄せられました。
※回答者コメントは原文ママです
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。