35歳男性の個人事業主、年収30万円で実家暮らし。世帯年収380万円の生活費内訳は?

All About編集部は、現在実家に住んでいる人を対象に、実家暮らしの生活に関するアンケート調査を実施。現在の職業、年収、生活費の内訳、生活における苦労などを聞きました。本記事では、35歳男性のエピソードを紹介します。


家事の負担を軽減できたり、貯金を増やせたりするなど、メリットが多いイメージもある実家暮らし。社会人の中には、1人暮らしを経験したものの、仕事や経済的な事情から実家に戻る人もいます。

All About編集部は、2023年5月29日~6月12日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、岩手県盛岡市在住・35歳男性のエピソードを紹介します。
 

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:35歳男性
在住:岩手県盛岡市
家族構成:親1人、自分
世帯年収:親350万円、自分30万円
実家の間取り:1軒家3LDK
職業:個人事業主
 

毎月の生活費や貯金額は?         

実家に入れている生活費:3万円
毎月の交際費:1万円
毎月のお小遣い:1万円
毎月の貯金額:なし
貯金総額:なし

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2021年)」によると、35~59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万9753円です。そのうち、住居費の平均は2万9396円。ただし、家賃などは地域や条件によって異なるため、住居費を除いた16万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出る予定の有無を聞くと「ない」とし、その理由には「親が高齢のため実家は出られない」と回答。親の介護を見据え、実家暮らしを選んだ背景がうかがえます。
 

結婚願望はあるものの「探せる年収ではない」と回答

今のところ、恋愛や結婚願望の有無を聞くと「ある」と回答したものの、「結婚願望はあるが相手がいない、探せる年収ではない」と心境を吐露。さらに「仮に結婚相手ができたとしても、親の介護があるので実家を出ることはないと思います」と告白しました。

実家暮らしで苦労している点は「特にない」とのこと。しかし、「恋人がいた時に夜の営みであったり、余計な気を親に使われて自由な交際ができなかったことがある」と、過去の経験を打ち明けてくれました。実家暮らしが原因で恋愛がうまくいかなかったこともあるようです。


※回答者のコメントは原文ママです
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