33歳男性、営業フリーランス、年収300万円。「実家を出る具体的な予定はない」と答えたワケ

All About編集部は、実家暮らしに関するアンケート調査を実施。現在、実家暮らしをしている人を対象に、毎月の生活費や苦労していることなどを聞きました。本記事では、33歳男性のエピソードを紹介します。


社会人の中には、1人暮らしをしている人もいれば、実家暮らしをして家族との時間を優先する人もいます。また、経済的な理由から実家に戻り、独立の準備をする人も多いようです。

All About編集部は、2023年5月29日~6月12日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、埼玉県越谷市在住・33歳男性のエピソードを紹介します。
 

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:33歳男性
在住:埼玉県越谷市
家族構成:親2人、自分
世帯年収:母親300万円、自分300万円
実家の間取り:2LDKのアパート
職業:営業(フリーランス)
 

毎月の生活費や貯金額は?         

実家に入れている生活費:4万円
交際費:5万円
毎月のお小遣い:5万円
毎月の貯金額:3万円
貯金総額:30万円

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2021年)」によると、34歳以下男性の1カ月の平均消費支出は15万2805円です。そのうち、住居費の平均は3万4179円。ただし、家賃などは地域や条件によって異なるため、住居費を除いた12万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出る予定の有無を聞くと「具体的な予定はありません」と話し、その理由として「母と一緒に過ごす時間を大切にしたいと感じていますし、フリーランスとしての収入が不安定なため、経済的な理由もあります」と続けました。しかし、今後の生活やキャリアの状況によっては、独立することも考えているそうです。
 

フリーランスという職業柄、「生活費を抑えることも選択の一因」

現在、実家暮らしを選んでいる具体的な理由を聞くと「親と一緒に過ごす時間を大切にしたいから」、そして「フリーランスとしての収入が不安定なため、生活費を抑えることも選択の一因」と話してくれました。

恋愛や結婚願望があるかどうかも聞くと、現状は「ない」とし、その理由に「以前同棲していたが、一緒に暮らしているうちに揉めることが多くなったので同じ経験をしたくない」と、過去の経験を明かしました。

実家暮らしで苦労していることを聞くと「自分の時間とプライバシーを確保することが難しく、また家族との生活スタイルの違いによるストレスがあります。作業スペースの確保も一苦労です」と告白。

フリーランスは自宅での個人作業が多いため、実家で共同生活をする中で、プライベートな作業スペースを確保することに苦戦しているようです。


※回答者のコメントは原文ママです
Lineで送る Facebookでシェア ポスト はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 意外と知らないグルメのひみつ

    【何食べ】シロさんのビーフシチュー・サラダ・明太子ディップを作ってみたら、クリスマスに最適すぎた

  • どうする学校?どうなの保護者?

    「義務教育は無償」なはずでは? 保護者から徴収したPTA会費で「学校に物品寄贈」の問題点

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    “糸引きマフィン”騒動に学ぶ、個人商店が問題を起こしたときに「絶対やってはいけない」こと

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    2023年8月末開業「BRTひこぼしライン」乗車リポ! 列車からバスに対面で乗り換え、線路跡の専用道へ