BTSのSUGAら韓国の人気アイドルが続々来日! 知っておきたいK-POP「ライブチケット」購入のコツと罠

M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったニュースについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。#20のテーマは「K-POPライブのチケット事情」について。※サムネイル写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

座席を“指定”して購入するシステム

(画像出典:PIXTA)
※画像はイメージ(画像出典:PIXTA)


ゆりこ:「チケッティング」とは文字通りチケットを予約することなのですが、韓国と日本とはちょっと仕様が違っていまして。ネット上で座席を指定して買うシステムなのです。販売開始と同時に秒を争う椅子取りゲーム。ネットで映画館の席を予約するときと同じようなイメージですね。

矢野:日本の「一般発売(先着順)」も販売開始時の緊張感は同じですが、座席がどこになるかはチケット発券時まで分からない。ある意味くじ引きですもんね。ちなみに韓国での「チケットぴあ」や「e+(イープラス)」のようなサイトはあるのでしょうか?

ゆりこ:1番メジャーなのは「インターパーク」だと思います。日本在住者は「グローバル インターパーク」が使いやすいと思います。たまに英語オンリーやハングル表示の部分もあるのですが、基本的には日本語表示で使えます。他には「YES24 チケット」「Melon チケット」にもグローバルサービスがありますが、圧倒的に「インターパーク」を使うケースが多いはず。

矢野:旅費はかかってしまいますが、韓国公演の「チケッティング」に賭ける手もあるということですね。まずは会員登録してみて、サイトに慣れておくのがいいかもしれません。いざという勝負の日のために!

ゆりこ:そうそう。ファンクラブ先行後だと残席も少なめですが、“事前準備”次第では取れます。実際に最近も友人が某人気グループのソウルコンのチケッティングに成功していました。彼女いわく「ちゃんとネット回線の安定した部屋で有線でネットにつないで、クレジットカードも目の前に置いてスタンバイしていた」そうです。そして別の友人に聞いたところ「チケッティングの練習サイト」なるものまで存在しているとか。

矢野:練習サイトまで!? もう、なんだかすごい……。

ゆりこ:私も初めて知ったのですが、先ほどお話ししたインターパークをはじめ、チケット販売サイト各社の仕様に合わせて、情報の入力方法や席の選び方などを練習できちゃうんです。ただ、見たところ会員登録が必要なことと、ハングルか英語表記しか出てこないのが難点かも。

矢野:チケッティングは丸腰で臨んではいけないのですね。そうそう、海外公演チケットといえば気になっていることがありました。少し前にSNS上でかなり大荒れのイシューとなっていた「ダイナミックプライシング」についてなのですが。

ゆりこ:HYBEが2023年5月に発表したアレですね。K-POPファンからはおおむね不評の(苦笑)。

矢野:今後のK-POPライブに変化をもたらす可能性も感じつつ、イマイチ理解できていない部分がありまして。この話、次回のテーマにしませんか?

ゆりこ:賛成です! では続きは#21でお話ししましょう。
 

【ゆるっとトークをお届けしたのは……】
K-POPゆりこ:韓国芸能&カルチャーについて書いたり喋ったりする「韓国エンタメウォッチャー」。2000年代からK-POPを愛聴するM世代。編集者として働いた後、ソウル生活を経験。

編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやメンズファッション記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    実写ドラマ版『【推しの子】』絶賛レビュー! 齋藤飛鳥が完璧で究極の「星野アイ」だった理由

  • 世界を知れば日本が見える

    「民主主義の崩壊」兵庫県知事選、なぜ“陰謀論”が広まったのか。日本が「選挙×SNS」を対策できないワケ

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇