分譲マンションか戸建てか、新築か中古か。ローンは、頭金はどれくらいがいいのか。憧れのマイホーム購入、悩みは尽きないですよね。新型コロナウイルスの影響で想定外の収入減となり、返済計画が狂ったという人も少なくないようです。
All About編集部は2022年12月1日~2023年3月28日、2017年以降にマイホームを購入した人を対象にアンケート調査を実施。世帯年収や頭金、住宅ローンの有無、購入時に気が付かず後悔していること、将来の不安などを聞きました。
今回は、2020年に福岡県のマンションを購入した38歳女性のエピソードを紹介します。住宅購入を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
回答者のプロフィール
回答者本人:38歳女性、正社員(事務)
家族構成:既婚(子なし)
パートナー:正社員(営業)
世帯年収:1400万円(自分600万円、パートナー800万円)
購入したマイホーム/住宅ローンの情報
購入した物件:福岡県、マンション
住宅ローン:変動金利型20年ローン、3500万円(月々10万円+管理費3万円、修繕積立金2万5000円、駐車場代2万円)
頭金:1000~1500万円未満
世帯年収1400万円、30代夫婦の後悔
後悔していることについて話を聞くと、「ボーナスが減ってしまうというリスクについて、もっと考えておくべきだったと後悔しています。コロナ禍になる前に住宅ローンを組んだため、私もパートナーも50代半ばまでは順調に給与やボーナスが増えていくと想定していて、まさかその随分手前で減ってしまうということは想定していませんでした」と語る女性。
「返済方法を変えるにも、手数料がかかるため、今のままで返済を続けていくか、それとも手数料を払っても、返済方法を変更するか考えています」と、コロナ禍のような想定外の事態に備えた返済計画にしなかったことを後悔しているようです。
マイホームや将来に関する不安
将来については「立地条件にかなりこだわって購入を決めたので、今のところ購入したマイホームには不満はありません。ただ、これから私とパートナーのどちらかが大病をしてしまった場合や勤務先が変わったりした場合、今は満足している立地についても、不安が出てくるかもしれないと思います。」と、ライフスタイルや勤務先に変化があった場合が不安とのこと。
「また将来的に売却しようと考えた時に、希望する額で売却が可能なのかが、とても気になります。このまま大きな地震などの発生がなければ良いとも思います」とも語ってくれました。
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