恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」 第71回

東急の「SDGsトレイン」がリニューアル! 新しい車両デザインや取り組みをリポート

東急の特別企画列車「SDGsトレイン」がリニューアル。4月18日から、目黒線、東急新横浜線系統で運行を開始した。車両が元住吉検車区で公開されたので、詳しくリポートしよう。

2020年9月より運行してきた東急の特別企画列車「SDGsトレイン」がリニューアルされ、2023年4月18日から、まず目黒線、東急新横浜線系統で運行を開始した。運行に先立ち、車両が元住吉検車区(川崎市中原区)で公開されたので、リポートしよう。
 

SDGsと東急グループの取り組み

SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟国が2030年までに地球規模の17の社会課題(貧困をなくそう、エネルギーをみんなにそしてクリーンに、人や国の不平等をなくそう、等々)の解決を達成することを掲げた目標である。
 

これを達成するため、東急グループは関西の阪神阪急ホールディングスと協同し、多様なメッセージを発信する「SDGsトレイン」を、国や自治体、企業、市民団体などと連携して運行してきた。
 

このたび、「アクション」「共創」をテーマに車体ラッピングや車内掲出物を一新。さらにこれまで運行してきた東横線、田園都市線、世田谷線のほかに、目黒線・東急新横浜線を追加し5路線で運行することとなった。
 

そのリニューアル第1弾として、目黒線・東急新横浜線用の車両が4月18日の運行開始に先立ち、報道関係者に公開されたのである。
 

グラデーションを施した車体ラッピングデザイン


車体ラッピングデザインは、SDGsをイメージする17のゴールカラーを混じり合わせた色のグラデーションという華やかなものとなっている。これにより、今回のテーマである「共創」を表現したという。
 

先頭部には、SDGsトレインのヘッドマークが付き、存在をアピールしている。



>次ページ:車内では協賛企業、自治体などの取り組みを紹介

 

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