グランクラスと同等のプレミアムシート
2号車は、プレミアムシート。通路を挟んで2人掛けと1人掛けのシートが並び、電動リクライニングやネックサポート式可動式枕を備える。
後部座席を気にすることなくリクライニングできるバックシェル構造を採用。これは、東北新幹線や北陸新幹線のグランクラスや近鉄特急「ひのとり」と同様の豪華座席である。
グレードの高いスタンダードシート
3号車、4号車と5号車の一部はスタンダードシート。通路を挟んで2人席がずらりと並ぶ。テーブルは前方座席の背面に設置したものと、ひじ掛け脇から取り出す小テーブルがある。席を回転させて向かい合わせにしたときには、小テーブルが役に立つであろう。
なお、小テーブルは六角形になっていて、さりげなく鹿沼組子の意匠となっている。
窓は、シート1列に対し1つの小窓が配置されているので、席による当たり外れはなくなる。電源コンセントは、前方座席背面の中ほどにあり、使いやすい。全座席に1個ずつあるので、通路側座席になっても遠慮なく使える。
半個室構造のボックスシートや工夫を凝らした諸設備
5号車の一部はボックスシート。向かい合う2シートによる半個室構造だ。パーティションによって囲まれているので、プライベートが確保される。観光利用以外では、テレワークにも使えそうだ。
5号車の6号車寄りには、車椅子用スペースやバリアフリートイレ、多目的室などがある。
列車内のデッキのうち5カ所には、大型荷物置場がある。すでに持っているSuicaやPASMOなどのICカードを使用して荷物の施錠ができる盗難防止用ワイヤロックを設置しているので安心して預けられる。