アラサーが考える恋愛とお金 第16回

「都会のデート」は高いだけで生産性がない? 東京に疲弊した独身女性たちが“田舎婚活”を選ぶ理由

東京で働きながら婚活に励む独身女性たち。華やかで充実しているように見えても、“東京”に疲弊し、Uターン転職を選ぶ人も多い。婚活にはデートがつきものだが、その内容や費用は、都心部と田舎では全く異なる。地元での婚活を選んだ女性たちに話を聞いた。

東京の婚活で深刻化する「デート代金欠」問題

2020年に発表された最新の国勢調査(人口統計資料集)によると、50歳時の未婚割合は、男性28.25%、女性17.81%。2015年実施の前回調査に比べ、男女ともに上昇している。日本で最も人口の多い東京は、その分独身率も高く、言い換えると「日本一結婚しづらい街」でもある。
 
そんな中、SNS上には、都内在住の婚活アカウントが多数存在する。
 
「今日は春らしいワンピースで」と婚活ファッションやメイクを披露するアカウントや、初回デートにおすすめの都内の飲食店やバーを紹介しているアカウントなどさまざまだが、中には「え!? こんなにお金をかけて婚活してるの?」と思うような投稿も。
 
とある婚活アカウントが紹介している「都内のデートにおすすめの飲食店」の数々は、コースで1万円前後のメニューがある店ばかり。そこから2軒目……となると、少なくとも、1人当たり1万円以上の金額がかかることになるだろう。

リーディングテックが2020年2月に実施した「デート代実態調査」によると、デート代の平均は男性が6805円、女性が2612円(対象:全国の18歳以上の男女1200人)。全国平均を大きく上回る東京のデート代相場を実地で見ていると、「東京で“理想のデート”をするためにはお金がかかる」ということがよく分かる。 

「デート金欠」「今月婚活アポが5件。財布持つかな」など、デート代に関してつぶやいている婚活アカウントも多い。しかし、それもひっくるめてデート自体を”エンタメ”として消費している人も多いような印象を受ける。


>次のページ:生産する田舎のデート、消耗する都会のデート
 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • どうする学校?どうなの保護者?

    「まだ体育館で軟禁されてるの?」役員決めを廃止したPTA、保護者と先生が手にした“穏やかな春”

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『鬼の花嫁』で永瀬廉が体現する「俺様ではない魅力」とは。『シンデレラ』的物語へのアンチテーゼも

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    江ノ電20年ぶり新車、謎の「1人掛け席」の正体は? 観光サービスではなく「混雑地獄」に挑む苦肉の策

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「移民」に冷たいのはどっちなのか? スイスの厳格過ぎる学歴選別と、日本の曖昧過ぎる外国人政策