注目のイベントの内容は?
新たな試みとしては、7~9月にかけての3日限定ではあるが、これまでにない形できかんしゃトーマス号とバスのバーティーの特別運転を行う。今まで体験できなかった風景や雰囲気を楽しめる特別運転になるとのことで、詳細は4月下旬をめどに発表とのこと。どのようなサプライズとなるか楽しみだ。
きかんしゃトーマス号を中心としたツアーは、さまざまなバリエーションがある。気に入ったものを見つけて家族そろって楽しみたいもの。列車が走っていない区間はバスがフォローしている。たまには、車の運転を忘れて、のんびり寛いでみよう。大井川鐵道のきかんしゃトーマス関連サイト、イベント詳細&ツアー申込など
レトロな汽車旅も魅力な大井川鐵道
大井川鐵道といえば、きかんしゃトーマスだけではない。黒光りした蒸気機関車がけん引する茶塗りの旧型客車によって編成された列車こそ、昭和の鉄道を懐かしむレトロな汽車旅の再現であろう。とりわけ、3月後半は家山付近での線路際の桜が満開となる。数多くのSLやEL(電気機関車)けん引の臨時列車が運転されるので、汽車をからめた花見を満喫したいものである。 現在の大井川鐵道は、金谷~家山間の運転である。家山駅には転車台がないので、SLは方向転換ができず、家山から新金谷へ帰るときはバック運転となっている。そんな中、3月下旬から4月上旬にかけての16日間に運転される「かわね路14号」は、家山から新金谷に向けてSL正面運転を行う。新金谷から家山までは、ELが列車をけん引し、SLは最後尾に連結されて到着するのだ。面白い企画だと思う。大井川鐵道を走るSL列車についての運行情報など
工夫を凝らしたレトロな列車が行き交う大井川鐵道に、2023年も目が離せない。
取材協力=大井川鐵道
(c) 2023 Gullane (Thomas) Limited.
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