今すぐ試せる4つの対策とは
パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが、4つの花粉対策を紹介しています。
●外出先から花粉を持ち込まない
玄関にハンディサイズのクリーナーやブラシを用意し、家に入る前に衣服に付着した花粉を取り除くようにするとよいとのことです。ウールやフリースに比べると、化学繊維やレザーといった表面がツルツルしたものは花粉が付着しにくいため、洋服の選び方の工夫も対策になりそうです。
●洗濯物を外に干さない
洗濯物に花粉が付着しないよう、部屋干しするようにしましょう。洗濯乾燥機や衣類乾燥除湿機、浴室乾燥機のほかに、エアコンの衣類乾燥モードを使うのもよいということです。
●換気は窓の開け幅を10cm程度にして、レースカーテンを閉める
窓を開ける幅を10cm程度にし、レースのカーテンをすることで、屋内への花粉の流入を約4分の1に減らすことができるといいます。網戸を閉めるだけでも、効果が期待できるということです。
●こまめに床掃除を行う
床掃除を行う際には、先に水拭きをするのが重要。掃除機を使うと床にたまっていた花粉を排気によって舞い上げてしまうことがあるからです。乾いたときに花粉が飛散してしまわないように、水拭きに使った雑巾はしっかりと洗った方がよいとのことです。使ったらすぐに捨てられるウェットタイプのシートを使うのもおすすめといいます。
エアコンと空気清浄機の上手な併用法は? 花粉対策がスムーズになる?
福田さんがおすすめするのがエアコンと空気清浄機の2台使い。エアコンが作る気流が空気清浄機の集じん機能をアシストしてくれるので、スムーズな花粉対策が行えるとのことです。部屋が広い場合、効果はさらに上がるといいます。
●集じん完了までの時間が約20%短縮
18畳の部屋で空気清浄機とエアコンを併用すると、エアコン無しの場合に比べて集じん完了までの時間が約20%短縮できるということです。これは、部屋の上の方はエアコン、下の方は空気清浄機を使うことで最適な気流が生まれているからだといいます。
●最適な配置はどこ?
空気清浄機の多くは前面や側面から空気を吸い込み、上部からきれいな空気を出す構造になっています。そのため、エアコンの気流に合わせて空気清浄機を置くことで、集じん効率をアップさせることができます。
冬場はエアコンの風向きを下にし、空気清浄機を反対側に置くと、高い位置から下に向かって空気をきれいにする気流ができます。
夏場はエアコンの風向きを冬とは逆に上に向け、エアコンの下に空気清浄機を配置しましょう。天井をつたって下に落ちる大きな気流を作ることができます。このとき、気流が家具などで妨げられないように注意しましょう。
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