暖房は「つけっぱなし」と「こまめに消す」どちらがお得? 節電しながら冬を乗り切る5つのテクニックとは

パナソニックは、2022年のエアコン暖房利用者の「設定温度」と「室内温度」の実態を調査。その結果と合わせて、「お部屋を暖かくするエアコン節電方法」を同社エアーマイスターの福田風子さんが解説します。

12月に入り、いよいよ冬本番。暖房が欠かせない季節となってきました。

パナソニックは11月30日、パナソニックエオリアユーザーのデータを基にした、2022年のエアコン暖房利用者の「設定温度」と「室内温度」の実態調査の結果を発表。本記事では、その結果とともに同社エアーマイスターの福田風子さんによる「お部屋を暖かくするエアコン節電方法」を紹介します。
 

設定温度は「25℃」が最多。22~25℃がボリュームゾーンと判明

エアコン暖房利用者の設定温度(出典:プレスリリース

暖房利用が増加し始めた10~11月中旬の期間、暖房利用者の平均「設定温度」 を分析したところ、25℃が最多となりました。ボリュームゾーンは22~25℃ということです。
 

同社は部屋の室温である「室内温度」についても分析。同期間内の平均「室内温度」は22℃となっており、環境省が目安として推奨している「20℃」よりも高めであることが分かりました。
 

これらの結果から、2022年の暖房利用状況について、「設定温度」がやや高めになっており、同時に「室内温度」も環境省推奨の温度より高いことが分かります。
 

電気代を節約する5つのテクニック

寒い時期にエアコンの設定温度を下げるのはなかなか難しいもの。しかし、湿度をコントロールすれば、設定温度を下げても体感温度を上げられるといいます。設定温度を1℃下げることは約10%の消費電力の削減にもつながるため、節電のためにも効果的な方法といえそうです。湿度と温度のコントロールをはじめとした冬のエアコン節電術を、パナソニック エアーマイスターの福田楓子さんが解説します。
 

1. エアコンのフィルター掃除が電気料金の節約につながる
室内機のフィルターにホコリがたまって目詰まりすると、空気を取り入れる量が減ってしまいます。その結果、エアコンは必要な空気を確保しようとして、余計なパワーを使ってしまいます。同社の実験によれば、1年間掃除をしない場合は掃除をした場合に比べて、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうとのこと。フィルター掃除はこまめに実施しましょう。
 

2. 湿度と温度をコントロールし、快適な暖かさを実現
同じ設定温度でも、湿度が上がると体感温度が上がります。湿度を上げることは乾燥を防ぐだけでなく、暖かく過ごすためにも有効なので、加湿を心がけましょう。エアコンの設定温度は1℃変えるだけでも、節約につながります。環境省によると、暖房の設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力が削減されるとのことなので、意識してみると良いでしょう。
 

3. 熱が出入りしやすい窓は、シートやカーテンで断熱性を上げる工夫を

「空気の層」も有効な寒さ対策

室内の熱が最も多く出入りするのは窓。断熱シートや断熱カーテンを利用し、出入りを防ぎましょう。カーテンは床まで届くタイプにすると、隙間から侵入する冷気を抑えることもできます。カーテンを二重にしたり、内窓を設置したりして、窓と部屋の間に空気の層を作るのも良いということです。
 

4. サーキュレーターで室内の温度ムラをなくす

サーキュレーターを使えば部屋を効率的に暖められる

暖かい空気は上へ移動するので、サーキュレーターで室内の空気を循環させることで部屋を効率的に暖めることが可能になります。サーキュレーターはエアコンの対角線上に設置し、上向きに風を送るようにすると、天井付近にたまった暖気が室内に循環しやすくなります。人に風が当たってしまうとかえって体感温度が下がってしまうので、送風する角度には気を付けるようにしましょう。
 

5. 室外機の環境も定期的にチェック
フィルターほどの頻度でお手入れをする必要はないですが、室外機も意外にも汚れているそうです。ホコリや落ち葉などのごみがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながる可能性もあるとのこと。風の強い日や台風が過ぎた後には特に念入りにチェックしてみると良いそうです。


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