暖房は「つけっぱなし」と「こまめに消す」どちらがお得? 節電しながら冬を乗り切る5つのテクニックとは

パナソニックは、2022年のエアコン暖房利用者の「設定温度」と「室内温度」の実態を調査。その結果と合わせて、「お部屋を暖かくするエアコン節電方法」を同社エアーマイスターの福田風子さんが解説します。

「つけっぱなし」と「こまめに消す」、どちらがお得?

「こまめにオフにするより『つけっぱなし運転』の方がお得」としばしば聞くことがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
 

エアコンは、室内外の温度差が大きいときに運転をオンにするには多くのパワーが必要になります。しかし、室内が適温になれば少ない消費電力量で稼働できます。そのため、運転をオフにした後に室温が外気温に近付けば、再びオンにしたときに消費電力量の多い「強運転」を行うことも考えられるとのこと。その結果、つけっぱなしのほうが少ない消費電力量で済む場合もあるということです。

「つけっぱなし」と「こまめに消す」の差異

「つけっぱなし」にした場合と「こまめに消す」ようにした場合の電気代を同社独自のアルゴリズムを用いて比較したところ、住宅の断熱性などの環境によるものの、外気温が3℃未満のような厳しい寒さの場合は、室温が下がりやすく設定温度に戻すためにパワーが必要となるため、「つけっぱなし」運転がお得ということです。一方で、外気温が3℃以上であれば、室内温度がそこまで下がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながるということです。


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