また放映のたびに話題となるのが、おいしそうな「ミートボールスパゲティ」。今回は映画さながらの大ボリュームになるよう、再現レシピを考えてみました!
宮崎駿さんの初監督作品!
『ルパン三世 カリオストロの城』は、モンキー・パンチさんの原作をもとに、宮崎駿さんが初めて映画監督として手掛けた作品。
精巧な偽札「ゴート札」について探るため、ヨーロッパの小国・カリオストロ公国に潜入したルパンと次元は、ウエディングドレス姿の少女・クラリスが何者かに追われているところを助けます。偽札製造の秘密と、捕らわれたクラリスの救出を巡り、息をもつかせぬ展開!
さらに、街場の食堂でルパンと次元が奪い合うようにして食べるミートボールスパゲティの描写も見どころの1つ。2人の関係性がにじみ出ていて、思わずニンマリしてしまうシーンです。
本作の舞台であるカリオストロ公国は架空の国。モデルと予想されている地域はイタリア、フランス、スイスなど複数ある様子です。一方で、ミートボールの観点から調べてみると、例えばイタリアではミートボールは「ポルペッティ」と呼ばれており、地方や家庭によって材料や作り方が少しずつ違う“マンマの味”のようです。
日本ではミートボールやハンバーグに玉ネギを入れるのが一般的ですが、現地のレシピを調べてみたところ玉ネギを入れるレシピはあまりなく、チーズやハーブなどを入れるものがよく見られました。今回はそちらに倣い、以下のようなレシピで再現したいと思います!
ルパン三世 カリオストロの城『ミートボールスパゲティ』再現レシピ
■材料(2人分)
<ミートボール用>
・牛豚合いびき肉:300g
・卵(溶いておく):1個
・塩:3g
・パン粉:50g
・パルメザンチーズ:大さじ1
・コショウ:少々
・ナツメグ:少々
・サラダ油:小さじ1
<トマトソース用>
・トマト缶:1個(400g)
・水:300mL
・玉ネギ(粗みじん切り):1/2個
・砂糖:小さじ1
・ローリエ:1枚
・おろしにんにく(チューブ):2~3cm分
・塩:少々
・コショウ:少々
・イタリアンパセリ(茎):適量
・サラダ油:小さじ1
・イタリアンパセリ(飾り用ほか、葉と茎に分けておく):適量
・スパゲティ(1.7mm):200g
■作り方
1:イタリアンパセリは飾り用(左)を残し、茎と葉に分けます。葉は刻んでミートボールに入れ、茎はそのままトマトソースに入れます。
2:ミートボールを作ります。まずはボウルに合いびき肉を入れ、塩だけを加えて粘りが出るまでよく混ぜます。
3:【1】で刻んだイタリアンパセリの葉、パン粉、パルメザンチーズ、溶き卵、ナツメグ、コショウを加え、さらによく混ぜます。
4:食べやすい大きさに丸めます。今回はボリューム感を出すため1個40g、計10個に分けましたが、お好みのサイズで大丈夫です。
5:温めたフライパンにサラダ油をひき、【4】のミートボールを入れます。全体に焼き色が付くまで転がしながら加熱します。後で煮込むので、ここで完全に火を入れなくても大丈夫。焼けたらお皿に取り出しておきます。
6:【5】のフライパンに再度サラダ油をひき、おろしにんにくと粗みじん切りにした玉ネギを軽く炒めます。トマト缶と水、ローリエ、イタリアンパセリの茎、砂糖を入れ、時折かき混ぜながら弱火で10分ほど煮込みます。
7:【5】のミートボールを入れ、時折転がしながらさらに弱火で10分ほど煮込みます。水分が減って焦げそうになったら水を足しましょう。味見をし、塩とコショウでお好みに調整してください。
8:スパゲティを表示時間通りにゆで、【7】のソースと和えたら完成です!
ルパンに取られまいと、次元がスパゲティをグルグルッとフォークに巻き付ける印象的なシーン! 実際に再現してみましたが、スパゲティがなかなか重いです!
食べ応えのあるミートボールと太めのスパゲティで満足感抜群! 映画のように大皿にドンと盛るのも楽しいです。ぜひ作ってみてくださいね。
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