NCT、LE SSERAFIM、IVEにKep1er……もはや日本人メンバーは”特別な存在”にあらず、日本人グループも活躍する時代
矢野:確かにNCTやENHYPEN、LE SSERAFIM、IVEにKep1er……。むしろ日本出身メンバーが居ない方が少数派では? と思える状況ですね。
ゆりこ:積極的に外国人メンバーを入れようとする動きは10年以上前からありますが、以前はもっと「外国人である」ということが強調されていたように思います。つまりそういう担当でキャラといいますか。でも今は、もう少しフラットになじませているというか、仲間として自然に存在している。
矢野:珍しい存在では無くなったっていうのもあるのかもしれません。あとKCONに出演していたJO1とINIってほぼ日本人で構成されていますよね。そういったグループの登場も興味深いなって思っています。
ゆりこ:INIには中国出身のメンバーもいますが、彼以外はみんな日本人です。KCON会場でJO1のペンライトを持っているファン、たくさんお見かけしましたよ。3日目にはNiziUも出演していましたね。もはやどこの国の人だとか、K-POPなのかJ-POPなのかとか、そういった部分もシームレスなんだなと。K-POP自体がアーティストの「国籍」「本拠地」によるものではなく、「ジャンル」というか「世界観」になっている。そんなことを感じましたね。
矢野:わざわざ「多国籍グループ」っていうキャッチコピーをつけることにも違和感が生まれてきたような……。日本人メンバーがもはや珍しい存在ではなくなっていること、そしてファンたちが世代や性別にとらわれることなくフラットな関係で応援している。これらは2022年のK-POPを象徴する姿なのかもしれないですね。
【ゆるっとトークをお届けしたのは……】
K-POPゆりこ:韓国芸能&カルチャーについて書いたり喋ったりする「韓国エンタメウォッチャー」。2000年代からK-POPを愛聴するM世代。編集者として働いた後、ソウル生活を経験。
編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやメンズファッション記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)。
【参考】
※:プレスリリース
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