開業時から150年続く駅でのイベント
日本の鉄道開通起点で、150年の歴史を持つ新橋駅をはじめ各駅でもイベントが開催される。
創業時、横浜駅であった現在の桜木町駅では、駅前広場で開業当時の蒸気機関車がAR(拡張現実)技術を使って空間に出現するデジタル企画を行っている。
また、鶴見駅でも駅ビルを中心に15日限定で「鶴見駅開業150年フェスタ」が企画されている。気になるのは、鶴見駅を発着する鶴見線の臨時列車運行だ。1日限りの臨時列車ではあるが、普段は朝と夕方にしか走らない大川支線に電車が走る。昼間に3往復するので、乗ってみたいものだ。
特別な駅弁、ドリンクの販売
鉄道開業150年と銘打った特別な駅弁も各地で販売される。かつて人気だった駅弁の復刻版、150周年記念という特別な掛け紙を使ったものなど相当数が販売されている。「品川駅仮開業150年記念弁当」「祝鉄道開業150年記念弁当 未来へつながる郷土食 磐城の国弁当」が、その一例だ。東海地方では、松阪牛で有名なあら竹でも、昭和50年代のパッケージを復刻した記念弁当を発売中だ。
駅弁にはビールなどのアルコール飲料がよく似合う。首都圏限定ではあるけれど、鉄道開業150年を記念した特殊な缶ビールが何種類も発売されている。飲んだ後も、取っておきたくなるようなデザインばかりだ。
鉄道グッズや開業150年関連商品
鉄道グッズも枚挙にいとまがない。鉄道会社以外でも、日本郵政では記念切手を発売したし、書店では鉄道開業150年を特集した雑誌や増刊号、新書や単行本も何種類か販売中だ。旅に出るのはもちろん楽しいけれど、駅や街中のお店で関連商品を購入して150周年のお祭り気分を味わうのも一興であろう。
【おすすめ記事】
・「全国旅行支援」スタート! 10月11日から、どのくらいお得になる?
・静かに消えていったJR「フルムーンパス」 40年以上の歴史に幕
・「相鉄・東急直通線」レール締結式を挙行 2023年春開業予定
・旅行作家が“もう一度食べたい”と思うおいしい「駅弁」10選
・2022年は鉄道開業150周年!「JR全駅入場券」セットなど、気になる特別企画をチェックしてみた