ラーメンの「好きな麺の硬さ」には地域差がある? 「バリかた」好きが多い都道府県は? 【500人調査】

バリかた、はりがね、粉落とし、やわ、など、ラーメンの麺の硬さは実に8種類以上あると言われています。そこで、「ラーメンの好きな麺の硬さ」を全国500人に聞きました。All Aboutの独自調査結果から、人気の「麺の硬さ」をエリア別に紹介します。


All About編集部では、全国10〜60代の男女500人を対象に「好きなラーメンチェーン店」についての独自調査を実施しました(調査期間:2022年7月19〜25日)。その調査結果から、今回は人気の「麺の硬さ」をエリア別に紹介します。
 

全体で人気の「麺の硬さ」は、“そのお店のベスト”である「ふつう」

好きな麺の硬さは?

全エリアの回答者総合ランキングでは、最も多かったのは「ふつう」。47.20%と約半数を占めました。ただし、「はりがね」「バリかた」「かため」を合わせると48.6%。“かため”を好む人も約半数を占めました。

麺の硬さは「ふつうが好き」と回答した人は、「喉越し、スープとの絡みなどベーシックな味を堪能したいため(39歳男性/宮城県)」「スープと具と馴染んでいるふつうの固さの麺が好きです(29歳女性/埼玉県)」など、スープと絡みやすい、との声や「もっちり感がある感じがある普通めが好きです(34歳女性/大阪府)」「かみごたえも欲しいけど、少しのもちもち感も欲しいため、普通(25歳女性/石川県)」など、麺のもっちり感が味わえる点を評価。

また、「そのお店のこだわりがわかるため(27歳男性/兵庫県)」「普通がそのお店のベストだと思っているので。僕個人の好き嫌いの感情は殺します(39歳男性/大阪府)」「お店が普通と考えるものが一番美味しいと思うのです(50歳女性/東京都)」「きっとそれがお店が1番食べてほしい硬さだから(36歳女性/愛知県)」「その店おすすめの麺の硬さで食べたいから(29歳女性/愛知県)」など、“ふつう”=そのお店のおすすめの硬さだから好きというコメントが目立ちました。
 

「バリかた」好きが多いのは、四国・九州・沖縄・中国地方!

他エリアでは「かため派」と「ふつう派」がほぼ半数に分かれた中で、「かため派」の多さが特に目立ったエリアは、「四国地方」と「九州・沖縄地方」。

「四国地方」「九州・沖縄地方」「中国地方」の3エリアでは、いずれも約3割の人が「バリかた」が好き、と回答しています。回答者からは、「豚骨ラーメンには緩いより硬い方が合うから。ただ、硬すぎるのはちょっと食べにくいと思うので、バリかたぐらいがちょうどいい(30歳女性/長崎県)」とのコメントがあるように、やはり“豚骨ラーメン”の影響が大きいようです。
 

「バリかた」の歯ごたえ、喉ごしが好き! 

他エリアからの「バリかた」支持者からも、「とんこつラーメンであればバリかたが好きだから(30歳男性/北海道)」「一風堂でいつもこれなので。細麺バリかたが最高にスープと絡んでうまいです(48歳男性/兵庫県)」などのコメントが寄せられました。

「バリかた」支持者からはほかにも、「歯ごたえが良い(33歳男性/大阪府)」「パリパリとした歯応えが好きだから(44歳女性/青森県)」「喉越しがいい。それ以上硬すぎても小麦粉っぽすぎる(31歳女性/愛知県)」など、歯ごたえや喉ごしが好き、との声や「固い方が食べた満腹感を得られる(40歳男性/千葉県)」「食感がしっかりしていて満腹感を味わえるから(28歳男性/福岡県)」「食べごたえがあるから(32歳女性/愛知県)」など、食べごたえがあり満腹感を得られるといったコメントも。

中には、「最初はかたい状態で麺を味わいつつ、スープで柔らかくして、柔らかくなった状態でスープと一緒に食べます。2回楽しめるのでバリカタを選んでいます(23歳男性/東京都)」など、独自の「バリかた」の楽しみ方を見出した人もいました。


>(次のページ)北海道・東北地方の濃いスープに合う麺の硬さは……?


※回答者のコメントは原文ママです


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