乳幼児期は、体力的にも精神的にもキツイ時期
All About 編集部が独自に実施したアンケートによると、子育て中の親の多くが「1番辛かった時期」として挙げたのは乳幼児期の育児です。出産から数年間は、一瞬も目を離すことができず、全てのお世話を大人がしなければなりません。そんな小さい子どもと過ごす毎日の中で、つらかった、逃げ出したかった……と感じたエピソードを集めてみました。しんどい寝不足……乳幼児期のつらい定番「夜泣き」
夜中に何度も起こされる「夜泣き」は睡眠不足に陥りがちで、体力的も精神的にも余裕がなくなります。「産まれてから半年間くらい、夜中2~3時間おきのオムツ交換と夜泣き。疲れた身体と寝不足とで大変でした。泣き声が大きかったので男の私も泣きそうになりました」(40代・男性)
「乳児期はよく寝る子で育てやすいなと思っていましたが、ある日とつぜん夜中に頻繁に泣いて起きてくるようになりました。何をしても泣き止まず、何度夜中にドライブに出かけたことか……」(30代・女性)
「授乳が終わったら夜寝るようになると聞いていたのですが、うちの子の場合は例外だったようで、朝まで寝た日はほぼありませんでした。ちょうど2人目の妊娠中と重なり、自分自身がとにかく寝かせて~という状態でボロボロでした」(30代・女性)
何を言っても拒否される……「イヤイヤ期」
「これにする?こっちは?など提案しても全部嫌だと言われ、じゃあ何が良いの?と聞いても嫌だと言われる毎日。ただ泣かれて、嫌だとしか言わず、何が嫌なのか理由もわからない状態で、どうやっても泣き止まず、自分が精神的におかしくなってしまうのではないかと思うようになりました。私も辛すぎて、ママも嫌だ!って言いながら他の部屋に逃げ込んだ日もありましたね」(30代・女性)「出された食事が気に入らないと寝転んで泣きじゃくり、ひどい時は投げたりします。そのくせ、食べるときはそばに居ないとダメという意味不明状態。ラーメンやうどん、パスタなど麺類ばかり食べる時期、ひどいときはおやつしか食べないという時期もありました」(20代・女性)
ほかにも、離乳食がうまく進まない、好き嫌いが激しいなど、食事に関するイヤイヤが激しかったという声は多くありました。手間暇かけて作った食事、子どものためを思って用意したものを拒否されると心折れそうになりますね。
朝から晩まで、とにかく自分の時間がない!
「赤ちゃんが思い通りにならなくて当然なのですが、言葉が通じない0歳児と四六時中ずっと家の中、2人で過ごしていると、たまにすべてを捨てて逃げたいという発想を抱く自分が怖いです」(20代・女性)「自分の思い描いているように家事や予定をこなせず、いつも何かに追われていて、自分の時間やほっとできる余裕がなくて辛くなる」(30代・女性)
「保育園には入れず、会社復帰をすることなく退社。自分のキャリアを捨てて子育てスタートしましたが、ママ!ママ!と常に呼ばれていると、たまに耳をふさぎたくなってしまいます。娘がせっかく覚えた言葉から逃げ出したくなる気持ちに自己嫌悪で反省」(40代・女性)
コロナ禍ならではのつらさも……
「自分が体調不良のときに夫の長期出張が重なり、かなり長期間でのワンオペ育児を余儀なくされたときは泣きました。PCR結果がでるまで外出や買い物などもできずかなり大変で……。幸い母子ともに陰性でしたが、子どもは体力もありあまり元気なのにも関わらず家でこもっていなければいけないので、イライラ……。親子ともにストレスMAXでしたね」(30代・女性)陽性でなくとも、家族が何かしらウイルスに感染したり、体調不良になったりすると日常が崩壊してしまいます。
「子どもがウイルス性胃腸炎になり嘔吐と下痢の世話でヘロヘロに……。やっと回復したタイミングで今度は自分が同じウイルスをもらってしまって。自分が体調不良でも子どもは全快しているので遊びの相手やご飯を作らなければならないのが辛かった。ゆっくり休めないので、なかなか治療もできませんし途方に暮れました」(30代・女性)
ツラすぎて逃げたくなる場面は、経験者であれば誰もが共感できるのではないでしょうか。いずれも、「一生続くわけじゃない」「いつかは終わりが来るものだから」と分かっているものの、心身ともに健康を保ち続けるのは難しいですよね。
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