7月20日はハンバーガーの日!
1971年7月20日、マクドナルドの日本1号店が開店したことにちなんで制定されました。
今回は「ハンバーガー」と「サンドイッチ」の違いなど、「違いの分かる人」になれるハンバーガー用語をご紹介します!
「ハンバーガー」と「サンドイッチ」の違い
ハンバーガーとは、パティと呼ばれる平たく焼いた牛挽き肉を、バンズと呼ばれるパンに挟んだもの。
諸説ありますが、1904年のセントルイス万国博覧会で、ハンブルク風ステーキを挟んだサンドイッチが「ハンバーガー」という表記で販売されたのが原型とされています。
一方のサンドイッチは、肉や野菜などの具をパンなどに挟んだり乗せたりした料理全般のこと。つまり、ハンバーガーはもちろんホットドッグ、アイスをクッキーで挟んだものなどもサンドイッチの一種といえます。
パンに具を挟む食べ方は、イランのナンや中東のピタなど、世界各地に古くからありますが、サンドイッチという名称はイギリス発祥。
1760年ごろ、第4代サンドウィッチ伯爵であるジョン・モンタギューが「賭博の合間に食べていた」というゴシップから広まったとされています。
「ハンバーガーのパティ」と「ハンバーグ」の違い
ハンバーガーのパティはハンバーグである、と認識している方も多いでしょうが、実際は違います。
そもそもハンバーグとは、ドイツ発祥の肉料理で、挽き肉とみじん切りにした玉ねぎなどの野菜にパン粉を混ぜ、卵をつなぎとして焼いたもの。
ドイツのハンブルグ地方からアメリカへ移民する船において、故郷の肉料理「フリカデッレ」を食べたいという乗客の希望に答えてコックが作った「ハンブルグ風ステーキ」がハンバーグの語源とされています。
そのハンブルク風ステーキをパンに挟んだのがハンバーガーの原型とされていますが、その後、アメリカではつなぎの入ったハンバーグではなく、牛挽き肉だけを焼いたパティを挟んだものが「ハンバーガー」として発展していきました。
現在アメリカでは「ハンバーガーのパティは牛肉100%」と農務省令で定められており、それ以外のものをハンバーガーと呼ぶことはできません。
「ハンバーガーのバンズ」と「普通のパン」の違い
バンズとは、英語で丸い小型のパンのこと。本来はバン(bun)ですが、挟むのに2枚使うこともあり、日本では複数形のバンズ(buns)が定着しています。
ホットドッグやハンバーガーのバンズだけでなく、シナモンロール(cinnamon bun)や蒸しパン(steamed bun)もバンの一種です。
ハンバーガーのバンズは、強力粉だけで作る食パンとは違い、薄力粉を混ぜることでさっくりと歯切れのよいものにしてあるのが特徴です。
ちなみに、上のバンズは「クラウン」、下のバンズは「ヒール」、ビッグマックのような2段組の真ん中のバンズは「クラブ」と呼びます。
パティもバンズも、奥が深いですね。読んでるうちにお腹が空いてきた皆様、ぜひこの機会にお気に入りのハンバーガーショップに駆け込みましょう!
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