“値上げラッシュ”の夏、家計を見直す3つのポイント! 年間約7万円増の試算も……

「物価上昇」や「円安」で家計負担が増える中、私たちにできる対策とは? ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんが提案する「家計防衛の考え方」を紹介します。

今すぐできる! 家計を見直す3つのポイント

家計防衛のポイントは、「固定費の見直し」「すでにあるモノからできることを考える」「お金の流れを把握しコントロールする」の3点です。
 

1. 固定費を見直す

固定費の見直し

住居費、保険料、スマホ代、サブスク(サブスクリプションサービス)などの固定費はお金を支払っている感覚が薄く、なかなか見直す機会がないもの。例えば、必要以上にかけている保険を減らす、使わなくなったサブスクを解約するなど、見直してみましょう。
 

飯村さんによると、スマホの契約を格安料金プランに変更する、電気の「契約アンペア」を見直すなどして月に3万3000円の固定費削減ができた場合、25年間で約1000万円の見直し効果があります。「固定費は毎月引き落とされる額なのでメスが入りにくい費用です。一度の見直しで効果が見込めます」とのことです。
 

2. すでにあるモノからできることを考える

すでにあるモノからできることを考える

モノを買う時、すぐに何でも買うのではなく、いま家にあるもので代用できないか考えてみましょう。貯め上手な人は支出の削減を工夫しながらゲーム感覚で楽しんでいます。また、ものを整理するのも家計防衛の1つ。不要品はメルカリなどに出品し、次の人に使ってもらえればモノも喜ぶかもしれません。
 

「手放すことは、整理整頓にもなります。お金をかけない工夫を楽しみましょう」(飯村さん)
 

3. お金の流れを把握し、コントロールする

お金の流れを把握しコントロールする

家計を守るには、お金の流れを把握し、自分でコントロールをすることが大切です。お金に振り回されるのではなく、自分が主導権を持ち、支出を管理しましょう。家計簿が得意な人は家計簿を付けたりアプリを活用したり、家計簿が苦手な人はキャッシュレスを活用して家計簿代わりにするのもおすすめ。チャージや後払いの機能を活用すると、限度額が決められ、予算も守りやすくなります。
 

現金メインだった時代に比べ、キャッシュレス決済が普及した今は「どこにいくら使ったのか」把握しづらい世の中になっています。苦手な人はあえて細かく管理しようとせず、月の上限を設けて使うとコントロールしやすくなるようです。
 

物価上昇の影響はまったなしにやってきます。今すぐできるところから、実践していきたいですね。


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