慶應女子高から医学部への内部進学枠は約200人中たった5人の狭き門

女優の芦田愛菜さんが、現在在籍している慶應義塾女子高等学校(以下、慶女)から慶應義塾大学医学部へ内部進学するのではないか、すると今後は芸能活動の休止や引退話も持ち上がるのではないか、とのネット記事が話題となっている。
 

子役として成功し、その利発さと知的で清潔なキャラクターから、今や「国民の娘」状態で人気と注目を集める芦田さんらしい話であり、たくさんの応援の声が上がっているのは、彼女の老若男女、誰からも愛されるバランスの良さや人徳ゆえとも言えるだろう。
 

ドラマ『Mother』(日本テレビ系)や『マルモのおきて』(フジテレビ系)を代表作に、子役として一世を風靡(ふうび)した小学生時代からその聡明さで知られ、中学受験では女子御三家の1つである女子学院(通称JG)と、私立大学付属校系の頂点である慶應中等部に見事、合格。超有名進学校であるJGから東大や有名大への進学を目指すのか、それとも中等部から内部進学で慶應大学へと進むのかと行き先が注目されたが、学業を最優先にしつつ芸能活動も継続するとの方針から、慶應中等部を選択した。
 

中等部を卒業した女子はエスカレーター式に慶女へと進学するが、そこで外部から高校受験で女子最難関を突破してきた約100名が合流し、一学年は約200人となる。大学進学も原則的に慶應義塾大学へエスカレーター式ではあるが、どこの学部に「内部進学」できるかは簡単に本人の希望通りとはならず、成績による選考過程は学外にも知られるほどのハイレベルな戦いなのだ。
 

自身も慶女出身者であるKさんは、かつてを振り返りながらこう話す。「内部進学先は、高校時代全体の成績でのんびりと評価してもらえるわけではないんです。高校3年生の1年間のみの評定(成績)で決まります。だから中間や期末などの試験は、一回一回が入試並みの緊張感。みんな恐ろしく勉強しますし、できますから。自分がより有利に高得点を出すために評価の厳しい理数系の科目は避けて書道やフランス語などの比較的ゆるい科目でいい評定をもらうとか、みんなそれぞれに戦略を練り、計算して試験を受けていました」。
 

もともと、女子の高校で日本最難関と言われる慶女へ入学してくる子たちは、それぞれの中学で学業も内申点も1番だった優秀な子ばかりだ。下からの内部進学者も、小学校にあたる幼稚舎や、中等部に入学できるのはごく限られた一握りの優秀な子どもたちばかり。そんな約200人の女子が全力で進学のために勉強する1年間の中で、慶應医学部へ進学できるのはいわば文武両道、全ての科目で1つも漏らさず評定が高い、トップから5人だけなのである。

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