イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」は3月24日、「THE 世界大学ランキング日本版 2022」を発表しました。
6回目となる2022年版は、273の大学がエントリーし4つの指標（教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性）をもとにランキング付けを行っています。気になる総合ランキングの結果を見ていきましょう。
第3位：「大阪大学」「東京工業大学」（81.6pt）
3位は「大阪大学」と「東京工業大学」でした。前回（21年）5位だった大阪大学、前回2位だった東京工業大学ともに「国際性」と「教育充実度」で高いスコアを獲得しています。
第2位：「東京大学」（81.7pt）
2位には、「東京大学」がランクイン。前回の2位から1ランクアップです。「国際性」のスコアがやや低いことを除けば、総合的に高い評価を得ています。
第1位：東北大学（85.6pt）
総合1位は、2020年、2021年に続き「東北大学」でした。4指標とも高いスコアを獲得しており、特に「教育成果」は全273大学でもTOP3に入ります。
THEのチーフナレッジオフィサー、フィルバティ氏は「日本の大学にとって非常に困難なこの時期に、3年連続でランキングトップの座を維持した東北大学は称賛に価します。このような一貫した卓越性の実証は、歓迎されるべきことです」とコメントを残しています。
例年9月に発表される「世界版ランキング」では「研究力」を軸に据える一方、日本版は大学の「教育力」 を測る設計が特徴です。国内の教育事情により即したかたちで評価することで、大学の魅力や特性が表れるランキング結果となっています。
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