宇宙飛行士・向井千秋さんでさえ慶應の内部進学は避けたほど
トップから5人。慶女は、試験の点数で測れるような一般科目だけでなく、体育ではリトミックと呼ばれる独特の学内競技や、英語以外の教養外国語、文章教室などの独自教育でも有名である。オールラウンドにできる子でなければ、その狭き門は突破できない。その厳しさたるや、「あの向井千秋さんでさえ、高校2年生の時に自分は内部進学で慶應医学部へは行けないと考え、内部生であるにもかかわらず一般受験で医学部へ合格したんです」(Kさん)。日本の私立大医学部のトップ校である慶應医学部を一般受験する方が、内部進学するよりも合格可能性が高いということなのだ。そんな困難な医学部内部進学を、芦田愛菜さんは芸能活動をしながら乗り越えられるのだろうか?
Kさんはうーんと考え込んで、こう話す。「ネット記事では『医学部進学が内定』と言っていますけれど、OGとしては経験上、内定がいま出ているとは考え難い。実際はこの春からの戦いなんです。本当に内進で医学部に行きたいのなら、高3生の芦田愛菜さんはいま一番忙しいはずなんですよ。だから、病理医を目指して医学部を志望するということであれば、慶應に限らず、他大学医学部や医大などを外部受験するのが最も合理的な選択なんですよね。当時の私の友人にも、そういうコースで医師になる人がたくさんいました」。
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