All About編集部が2022年2月、全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート調査」によると、購入者/出品者ともにモヤッとした経験があるようです。
今回はその中から、「過剰梱包」について、ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが解説します。
過剰梱包にモヤっとする2つの理由
メルカリでは、出品者が商品を梱包して発送することで購入者に届けます。配送中に傷が付いたり破損したりしないように梱包するのはとても大切なことですよね。また雨が降っても商品が濡れないようにビニールに入れるなど、基本的な梱包の仕方はあります。
でも、厳重に梱包するのは、購入者からすると「これはちょっと……」と思ってしまうことも。理由は大きく2つあります。
■開封に手間取る
梱包材が幾重にもなっていたり、テープがグルグル巻きになっていたりすると、荷物の開封に手間取ります。筆者も経験がありますが、粘着力が強いテープがグルグルと巻かれていたことがあって、取り外すのに時間がかかりました。しっかり梱包しようという出品者の気持ちは伝わってきますが、もう少し簡易的で適度な梱包の方が購入者には喜ばれることも少なくありません。
■梱包材代分だけ安くして欲しい
メルカリの梱包では家にある紙袋やテープを使うこともありますが、あえてきれいな袋などを使ってラッピングのようにすることもあります。その場合、梱包の材料を買うことになり、仮に100円ショップなどで買ったとしてもそれなりのコストがかかっていることが分ります。
梱包とラッピングは違うものと考えられるので、そこまでのきれいなラッピングは必要ないと思う購入者は、その分商品の値段を下げてほしいと思ってしまうこともあります。商品をラッピングするようにきれいに梱包するのが悪いことではありません。でもメルカリにおいては、そこまでの華やかな梱包は必要ないと思うユーザーもいるのです。
過剰梱包にモヤっとする気持ちは間違っていない
上記の2つの理由からも、過剰梱包にモヤモヤする気持ちは、購入者としては決して間違った感情ではないと思います。しかし過剰包装だからといって、出品者に対して何らかのコメントとして送ったり、悪い評価をつけたりするのは適切ではありません。
過剰梱包はあくまで出品者の好きでやっていることですし、値段に関しても販売価格に納得したからこそ買ったわけです。多少なり納得できない部分があったとしても、商品が無事に届いたことこそが1番大切な部分。そう考えてみると、心のモヤモヤも消えていくのではないでしょうか。
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