首都圏の中古マンション価格は平均3598万円、前年同月比は最大18%上昇も

「2021年12月 首都圏における『中古マンション』の価格動向」によると、首都圏8エリアの中古マンション価格は前年同期比で7.4〜18.0%の上昇。先月比を見ても平均2%の上昇値となっています。

不動産情報サイトのアットホームは1月28日、「2021年12月 首都圏における『中古マンション』の価格動向」を公開。消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向をアットホームラボに調査・分析依頼しまとめたものです。

調査対象は東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアとなっています。

※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市
 

首都圏の中古マンション1戸あたりの平均価格は3598万円、前月比で2%上昇

対象8エリアの中古マンション1戸あたりの平均価格は3598万円でした。2021年12月と11月を比較すると2.0%上昇となっています。
 
中古マンションの平均価格と前月比(プレスリリースより)
中古マンションの平均価格と前月比

上昇率が最も高かったのは「横浜市・川崎市」で2.9%、次いで「東京都下」が2.7%、「東京23区」が1.7%と続きます。価格が下がったのは千葉県西部のみとなっています(マイナス0.2%)。
 

前年同月比は8エリア全てで上昇傾向、最大で18%も

前年同月比(2020年12月)を見ると、8エリア全てて上昇しています。上昇率が最も高かったのは「さいたま市」で18.0%、1年で平均462万円の上昇です。次いで「東京都下」で12.0%(305万円増)、「千葉県西部」で11.9%(266万円増)という結果でした。
 
首都圏の中古マンション価格の前年同月比(プレスリリースより)
首都圏の中古マンション価格の前年同月比

最も上昇率が鈍かった「千葉県他」もプラス7.4%。全体的に上昇傾向が強まっており、東京23区、東京都下、横浜市・川崎市、神奈川県他、さいたま市、埼玉県他の6エリアが2017年1月以降最高額を更新しています。
 

平均価格指数は3エリアで120超え

2017年1月を100とした「平均価格指数」の推移を見ると、「さいたま市(125.3)」、「東京23区(124.3)」、「埼玉県他(123.2)」の3エリアで120を超えています。
 
首都圏の中古マンション平均価格指数(プレスリリースより)
首都圏の中古マンション平均価格指数

他にも、「千葉県西部」が119.6、「神奈川県他」が117.8、「千葉県他」が117.7といずれも120近い数値であることが判明しました。


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