そこで、ALL CONNECTは週3日程度リモートワークをする全国の20~50代の男女300名を対象に「リモートハラスメント(リモハラ)」をテーマにした調査を実施しました。
リモハラ対策、約6割の部下が「気を付けていない」
今回の調査で、部下に対し「あなたは上司からリモハラを受けないように気を付けていますか?」と質問したところ、「気を付けている」と答えたのはわずか12.0%でした。
「あまり気を付けていない」が39.3%、「気を付けていない」は19.3%となり、約6割の部下が「気を付けていない」ことが判明しました。
「リモハラだと思う上司の言動」1位は?
オンライン会議における「容姿・服装」「自宅」、リモートワークにおける「業務管理」に関する上司の言動について、リモハラだと思うかを調査。すると、リモハラだと思う上司の言動のTOP10は、部下、上司ともに同じような回答になりました。
結果は「カメラを常時接続させる」がリモハラだと思う上司の言動が1位。2位は「部屋全体を映すよう求める」、3位は「体型を話題にする」となりました。
カメラの常時接続については、部下、そして部下の監督者である上司も多くの方が業務上、必要ないと感じているようです。企業側には、業務上の必要性を基準に、社員が納得できるリモートワークのルールづくりが今後求められるのではないでしょうか。
また、部屋全体を映すよう求めることについては、リモハラとされる項目のなかでも、よりプライベートに踏み込んだ許されない言動であることを上司・部下共に多くの方が認識していることがわかります。
体型やメイク、“チャット攻撃”のリモハラを受けた部下も
今回の調査では、部下の方へ「今までにされたリモハラで、最も嫌だと感じた内容」を自由回答方式でお聞きしました。「容姿・服装」「自宅」、リモートワークにおける「業務管理」の項目別に紹介します。「容姿・服装」については、体型やメイク、普段着への言及などの声があがり、「自宅」については、家の外にいる鳥の鳴き声への指摘や自宅の階数を聞かれるなど、リモートならではの嫌がらせもあることがわかりました。
また、「業務管理」については、いちいちチャット上で挨拶することや電話に出ないとチャットで状況を確認してくるなど、過干渉となるような内容もあがりました。
社内のリモハラを未然に防ぐには、上司と部下がお互いに配慮し合うことが一番大切なのかもしれません。
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