横浜DeNA、2017年シーズンを振り返る渾身の映像作品が劇場公開に

ブルク13で行われた、横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映画『FOR REAL-ベイスターズ、クライマックスへの真実。-』の完成披露特別上映フォトセッションの様子。左が桑原選手、右が今永選手(2017年12月9日撮影)
ブルク13で行われた、横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映画『FOR REAL-ベイスターズ、クライマックスへの真実。-』の完成披露特別上映フォトセッションの様子。左が桑原選手、右が今永選手(2017年12月9日撮影)

横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映像作品「FOR REAL ─必ず戻ると誓った、あの舞台へ。─」が2017年12月9日(土)に劇場公開初日を迎えた。上映館のひとつである、横浜ブルク13(横浜市中区桜木町1-1-7)では今永昇太選手、桑原将志選手が舞台あいさつに登壇、集まった約400人のファンに来季の日本一を誓った。※記事内に同作品のネタバレあり
 

同作品は、球団公式カメラマンがシーズンを通して密着し、春季キャンプから日本一の座を目前に敗れた選手たちの姿まで、過去最長となる400時間を超える映像から、球団が歩んだ“真実”の姿を映し出した渾身の映像作品(本編約100分)となっている。

球団公式ドキュメンタリー映像作品「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」ポスタービジュアル(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)
球団公式ドキュメンタリー映像作品「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」ポスタービジュアル(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)

 

「ここまで撮られていたのか」「喜怒哀楽が凝縮された映像」

同作品について語る、今永選手(左)と桑原選手(右)(2017年12月9日撮影)
同作品について語る、今永選手(左)と桑原選手(右)(2017年12月9日撮影)


今シーズン二桁勝利をあげ、クライマックスシリーズ、日本シリーズでも圧巻の投球を見せ、侍ジャパンにも選ばれたピッチャー・今永選手と、1番バッターとして全試合に出場し、守備の名手に贈られるゴールデン・グラブ賞にも輝いたチームのムードメーカー、外野手・桑原選手がそれぞれの登場曲にのって登壇すると、会場内は拍手で包まれた。
 

同作品の感想を聞かれた両選手は、作品内に登場するシーンにからめて、次のように答えた。

「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)
「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)


「ここまで撮られていたのか、と。ふざけていたシーンもあったので、(来季は)気を付けなければ。僕はすごく真面目なタイプの人間なので、真面目な人間なんだと思って観ていただきたいです。そして来季は鳥になれるよう、がんばります!」(今永選手)
 

「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)
「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)


「1年間、選手たちの喜怒哀楽が凝縮された映像作品だなと。あらためて観返すと、いろいろな思いが頭の中によみがえってきました。僕はメンタル的に弱い人間だと思うので、みじめなところを観ていただければありがたいです。一番印象に残っているのは『コーヒー(にいたずらされるシーン)』ですね。映像には出て来ませんが、このコーヒー以外にも(筒香嘉智選手を中心に)いろいろな飲み物にいたずらされたので、来季は気を付けます(笑)」(桑原選手)
 

普段、カメラが密着していることについて「試合前は自分のことに集中してるので、気になりません。『カメラがいるなぁ』と思いながらしゃべることもあるので、そういうところも観ていただけたら」と今永選手。一方の桑原選手も「カメラマンさんは僕たちのことを配慮して撮ってくれています。モチベーション向上にもつながります。感謝の気持ちしかありません」と述べた。
 

キャプテン・筒香選手は常にチームのことを考えている「すごい選手」

「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)。チームを鼓舞するために筒香選手が見せたキャプテンとしての行動が映し出されている(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)
「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)。チームを鼓舞するために筒香選手が見せたキャプテンとしての行動が映し出されている(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)


同作品では、キャプテンとしての筒香選手の姿が多く登場する。両選手にとって筒香選手とはどのような存在なのだろうか。
 

「自分が苦しい時でも、チームのために、時には選手一人ひとりのために声をかけてくれる。すごい選手だなと。勝てない時に『どうしたらいいですか?』と質問したら、『自分が今持っている不安を消すにはどうしたらいいか考えろ』と。そこから自分の不安を消すために練習しました」(今永選手)
 

「(筒香選手は)いたずらしかしないですね(笑)。ロッカールームで着替える時、背中を見せると思いっきりたたかれます。勝ち負け関係なく、いつも通り振る舞ってくれるのが筒香さんなので、リラックスしていられますね。僕は隣りのポジション(センター)で守らせてもらっているんですけど、常に声をかけていただいて……。自分の成績の部分だけで精一杯になると思うんですけど、チームのことを優先して考えられるところはすごいと思います。日々勉強になります」(桑原選手)


両選手が「すごい」と話す筒香選手。同作品の中に、レギュラーシーズンが残り10試合となった時、筒香選手の発案で士気を高める映像が制作され、試合前に全員で観るというシーンが登場する。
 

「あの映像を観て、チームがひとつになりました。緊張感のある中で、自分がやらなくてはいけないことを見失ってしまう……僕自身もそうでしたけど……、そういう選手がいる中で、ひとつにしてくれた、というのは大きかった」(今永選手)
 

「あの映像は僕だけじゃなくて、みんなのモチベーションが上がったと思います。どうしたらチームをひとつの方向に導けるか、ということを考えてくれた筒香さんはあらためてすごいな、と」(桑原選手)

「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)。雨の中で戦ったクライマックスシリーズのベンチの様子が明らかに(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)
「FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-」本編映像(イメージ)。雨の中で戦ったクライマックスシリーズのベンチの様子が明らかに(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)


シーズンオフの過ごし方について「僕は引っ越しの最中なので、ソファが来るのを待っています。パンが好きなので、結構いいトースターを買ったんですが、パンがないんです。パンが買いたいです」と今永選手が話すと、会場から「コンビニ!」との声が。「行きます!」と答える今永選手。続いて桑原選手は「特にすることがないので、今永の料理を作ってくれる人を募集する企画でも立てようかな」と答え、会場を沸かせた。
 

「ホームランを打つには?」「野球選手になるには?」質問にアドバイス

続く質問コーナーでは、来場者からの質問にそれぞれ次のように回答した。

少年の「どうやってホームランを打つんですか?」との質問に「毎日継続してバットを振ることが大事」と答えた桑原選手(2017年12月9日撮影)
少年の「どうやってホームランを打つんですか?」との質問に「毎日継続してバットを振ることが大事」と答えた桑原選手(2017年12月9日撮影)


少年「どうやってホームランを打つんですか?」
桑原選手「僕自身はホームランバッターじゃないけど、ホームランを打てるようになったのは高校3年生の春。今はボールが遠くに飛ばないと思うけど、毎日継続してバットを振ることが大事。打てないからといって、その時その時、落ち込まなくてもいい。大きくなった時、スーパープレイができるような選手になって欲しい」
 

男性「日本シリーズが決まった試合以外で、一番うれしかった試合はありますか」
今永選手「僕は横浜スタジアムで10勝目を挙げた試合(8月17日、対中日戦)が一番印象に残っています。シーズン中、苦しかったんですけど、目標にしていた二桁勝利を横浜スタジアムで挙げられたのがうれしかったです」
桑原選手「個人的には7月1日の東京ドームでの試合(対巨人戦)ですね。(1回に先頭打者ホームラン、9回に逆転満塁ホームランを放ち)初めて『なんか、オレの力で勝っちゃったよ』と実感した試合だったので」(大きな拍手)「チームとしては、ハマスタでの広島3連戦、3連続サヨナラ勝ちの試合はベンチで見ていて、とってもうれしかったです」
 

女性「野球をやっていて『良かった』と思う瞬間は?」
今永選手「ヒーローインタビューの舞台に立った時ですね。『勝ったんだな』と。そこが一番うれしいですね」
桑原選手「単純に、今、野球をやっていることですかね。一軍の舞台で試合ができるということは幸せなこと。一番辛いのは野球ができなくなることだと思うので。試合に出るための準備とか苦労とかもありますけど、グラウンドでプレーできることが一番うれしいです」
 

「どんな練習をすればプロ野球選手になれるか?」という質問に、今永選手は「野球を大好きになってくれることが一番」と回答(2017年12月9日撮影)
「どんな練習をすればプロ野球選手になれるか?」という質問に、今永選手は「野球を大好きになってくれることが一番」と回答(2017年12月9日撮影)

1歳の息子がいる父親「どういう練習をしたら(息子が)プロ野球選手になれますか?」
今永選手「野球を大好きになってくれることが一番だと思うので、野球の魅力を伝えていっていただければ、と思います」
桑原選手「ちっちゃい時からいろいろなことをさせた方が、いろいろな感覚が養われていいと思います。野球ばっかやってると、幅が狭くなってしまうので。意外かもしれませんが、僕は書道をずっとやっていました。書道というのはきれいな字を書くために、すっごい集中しないといけないんで、それは野球にも役立っていると思います」
 

来季は「15勝以上」「出塁率4割」目標に掲げてチームを日本一に

来シーズンに向けての抱負を述べる両選手(2017年12月9日撮影)
来シーズンに向けての抱負を述べる両選手(2017年12月9日撮影)

最後に、来シーズンに向けて次のように抱負を述べた。「日本シリーズには出場できましたが……、悔しい思いを活かして絶対日本一になります。目標は15勝、それ以上勝てるように。『こいつが打たれたのだから、しょうがないと』と思われるよう、野手や監督、コーチの信頼を得られるようになりたいです。目標とする選手は(巨人の)菅野(智之)さん。名前だけでプレッシャーをかけられる選手だし、菅野さんのピッチングを見に来るファンも多いはず。それぐらいの選手になるためには、11勝で終わっているようではダメ。来シーズンも応援してもらえるような選手になれるよう、がんばります」と今永選手。
 

「リーグ優勝して、日本一になりたいです。今シーズンはアレックス・ラミレス監督から『キーマンは桑原だ』と言ってもらっていましたが……、来シーズンも、キーマンは僕だと思っています! 今シーズンは周りの方から助けてもらったことが多いので、僕が常にチームのことを考えて、最終的には優勝できるよう、ベストを尽くしていきます。背番号も37番から1番に変わるので『横浜の1番バッター』としてチームを引っ張っていきたい。積極性と(4球を選ぶ)粘りを両立し、出塁率4割を目指します。盗塁は30個が目標です。皆さまの応援なしでは難しいので、来シーズンも引き続き、熱いご声援をお願いします」と、桑原選手が力強く締めくくった。

横浜ブルク13には、同作品内に登場する選手が実際に使用したアイテムが展示されている(2017年12月9日撮影)
横浜ブルク13には、同作品内に登場する選手が実際に使用したアイテムが展示されている(2017年12月9日撮影)


横浜DeNAベイスターズの2017年シーズンを振り返る同作品。19年ぶりに日本シリーズを果たしたドラマティックな展開に、DeNAファンのみならず、誰もが感動する作品に仕上がっている。2018年1月5日(土)からはDVD&Blu-rayも発売開始される。
 

  • 「FOR REAL ─必ず戻ると誓った、あの舞台へ。─」

劇場公開日:2017年12月9日(土)~ ※上映開始日は劇場によって異なる
上映館:横浜ブルク13、チネチッタ(川崎)、イオンシネマ港北ニュータウン、横須賀HUMAXシネマズ、シネプレックス平塚、TOHOシネマズ海老名(以上、神奈川県)、新宿バルト9(東京都)、イオンシネマ幕張新都心(千葉県)、イオンシネマ浦和美園(埼玉県)、109シネマズ名古屋(愛知県)、ユナイテッドシネマ札幌(北海道)、梅田ブルク7(大阪府)、ティ・ジョイ博多(福岡県)
※横浜ブルク13、シネプレックス平塚、イオンシネマ港北ニュータウンでは、メガホン等持ち込み可能、声出し可能な「応援上映」の回あり。日時は各劇場に要問い合わせ

URL:FOR REALスペシャルページ


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