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縮小された種目と、今も残る伝統種目
運動会の時間が従来より約2時間短縮されたことで、当然種目の精選もしています。高学年の個人競技(いわゆる徒競走など)を取りやめる学校が出てきているほか、午前と午後の2回行っていた応援合戦を午前の1回のみに変更するケースも増えました。安全面への配慮から、組み体操も多くの学校で実施されなくなっています。
競技ではないのですが、入場行進と開会式もコンパクトにする流れになっています。理由は健康面での配慮です。これまでは、学年ごとに入場門から入場していました。そして、全体が整列するまで足ぶみで待っていたので、体調不良を訴える子どもがよくいました。
しかし最近は、自分の席から立ってさっとトラックの中に入り、整列するようになりました。せっかくの運動会当日、始まる前に体調を崩してはかわいそうですから、開会式はなるべくコンパクトにし、競技に移れるようにしています。
一方で、集団競技や表現運動(ダンスなど)、リレーといった「運動会ならではの一体感を楽しめる種目」は今もしっかり残されています。
限られた時間の中でも、子どもたちと教員は最高の運動会を目指して準備を重ねています。ご家庭でも練習の様子を温かく見守り、当日はあたたかいご声援を送っていただければ幸いです。
【参考】文部科学省「令和5年度 教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査【結果概要】」 松下隼司さん
大阪府公立小学校教諭。令和4年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞。令和6年版教科書編集委員。第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール文部科学大臣賞、第69回(2020年度)読売教育賞 健康・体力づくり部門優秀賞などの受賞歴を持つ。新刊『がっこうとコロナ』(教育報道出版社)など著書多数。Voicyで『しくじり先生の「今日の失敗」』を発信中。
この記事の執筆者:大塚 ようこ
子ども向け雑誌や教育専門誌の編集、ベビー用品メーカーでの広報を経てフリーランス編集・ライターに。子育てや教育のトレンド、夫婦問題、ジェンダーなどを中心に幅広いテーマで取材・執筆を行っている。



