DX化が進んでも……先生たちが「夏休みも忙しい」ワケ
実は、少し前までは、終業式が終わって子どもたちが下校したら半休をとって帰る先生もたくさんいました。しかし今は、私も含めて早く帰るという方はほとんどいません。それくらい夏休み中の業務が多いのだと思います。
例えば、秋以降の遠足や修学旅行などの下見も夏休みの間に行きます。行き先の施設はもちろん、ルートやトイレの場所なども細かくチェックしに行きます。
また、1学期の週案(1週間の学習計画)を管理職に提出して、学習の進み具合を確認します。大体1年間の学習の3分の1が終わっているかを確認するためです。
それから、冒頭でも少し触れましたが、日直の先生は校区内の巡視を行います。
校区にある公園や、子どもたちが立ち寄りそうなお店・ゲームセンターなどを周ります。子どもたちが危険な遊びをしていないか、また、地域に迷惑をおかけしていないかをチェックするためです。
以前だったら公園で会うと「不審者や交通事故に気を付けて遊んでね」などと声をかけていたのですが、近年の夏休みは猛暑が続いているので、子どもたちを外で見かけることはかなり減りました。
こんな感じで、先生たちは終業式の午後から始業式の前日まで、2学期の授業や行事の準備をしていることが多いです。夏休み明けに子どもたちに会えるのを楽しみにしながら働いています。 松下隼司さん
大阪府公立小学校教諭。令和4年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞。令和6年版教科書編集委員。第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール文部科学大臣賞、第69回(2020年度)読売教育賞 健康・体力づくり部門優秀賞などの受賞歴を持つ。新刊『がっこうとコロナ』(教育報道出版社)など著書多数。Voicyで『しくじり先生の「今日の失敗」』を発信中。
この記事の執筆者:
大塚 ようこ
フリーランス編集・ライター
フリーランス編集・ライター。子育てや教育、夫婦問題、ジェンダーなどを中心に幅広いテーマで取材・執筆を行っている。
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