松村北斗の“怪演”が話題の『告白』は何が面白い? 狂気の主人公がなぜか“純真な青年”に見えるワケ

松村北斗さんが主演を務めるドラマ『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ系)が、面白いと話題を集めています。そこで今回は、『告白』の演技を中心に、松村さんの俳優としての魅力を解説します。(サムネイル画像出典:『告白』公式Instagram)

SixTONESの松村北斗さんが、主演を務める『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ系)で怪演を見せ、ドラマを盛り上げています。 松村さんは地上波ドラマで単独初主演となり、主人公の雪村爽太を熱演。狂気的な雰囲気が漂う爽太を繊細に演じ、表現力の高さに注目が集まっています。
 
※以下、『告白-25年目の秘密-』のネタバレを含みます

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設定は“純愛ラブストーリー”だが……不気味過ぎる主人公「雪村爽太」

本作は、1人の女性に25年間も片思いを続けてきた爽太が巻き起こす、純愛と狂気の狭間を描いたラブサスペンスです。小学生の頃にいじめられていた爽太は、岡崎紗絵さん演じる野瀬麻里子に助けてもらい一目ぼれ。その後、爽太は偶然にも麻里子が巻き込まれた誘拐事件を防ぎ、「一生彼女を守る」と心に誓うことになります。 爽太は、麻里子を常に陰から見守り続けるため、同じ中高一貫校へ入学。さらに、浪人して同じ難関大学へ通い、最終的には同じ会社に就職します。しかも、爽太は偶然を装って麻里子に近づき、同じ事業部で働くことに成功。上司の麻里子が仕事で失敗しないよう、陰ながらサポートする爽太の姿が描かれています。
 
設定上では純愛ラブストーリーのような『告白-25年目の秘密-』ですが、爽太の行動は常識を逸脱したものが多く、ストーカー的な危うさが漂っています。まず、25年間も片思いして常に麻里子の側にいた爽太ですが、2人は言葉を交わしたこともない状態です。麻里子は、同じ事業部で働くようになって初めて爽太の存在を認識。一方的に爽太が麻里子の近くにいる様子が回想シーンで描かれ、彼の不気味さを物語っています。 しかも、爽太は麻里子と同じ事業部で働くため、策略を練って接触を図ったことが判明。第2話では、一緒に接待ゴルフへ参加するために、麻里子と同じゴルフクラブに通っていたことも分かりました。

ストーカー気質な爽太が“ピュアな青年”に見えるワケ

かなり気味の悪いストーカー気質な爽太ですが、松村さんが繊細に演じていることで、なぜか爽やかで純真な青年に見えてしまうのが本作のすごさです。周囲から「人畜無害な空気系男子」として認識されている爽太を、松村さんはアイドルのオーラを完全に消して、常に自信なさそうな雰囲気で表現。陰湿で気持ちの悪いキャラクターにするわけではなく、自然体の演技でおとなしくてピュアな青年として成立させています。緻密な役作りにより、爽太の気味が悪い行動も微笑ましく見えてしまうのです。 ちなみに、爽太は塩野瑛久さん演じる親友の相良友也と話すときは饒舌(じょうぜつ)で、麻里子を含め会社の同僚に本性を見せていないことが分かります。松村さんは細かい演技で爽太が不器用な人間であることを表現し、より一層の不気味さを際立たせているのです。
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どんな役でも自然体で完璧に演じてしまう「松村北斗」の表現力
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