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通塾日数と家庭学習の負担はテキストで決まる
塾選びの際、難易度と同じくらい重要なのが、家庭学習のボリュームです。これは塾のスタイルによって大きく異なります。「最も進度が速く難易度が高いのがグノーブルです。通塾日数が少ないことが魅力だととらえる保護者もいますが、通塾日数が少ないため、家庭学習の量が多くなります。小学生が1人でこなすのは難しく、保護者が横について勉強を見守る必要があるでしょう」
一方で、四谷大塚の「予習シリーズ」を使用する塾は、通塾日数が多い傾向にあります。小学4年から授業が週2日、週テストが1日という塾も珍しくありません。週テストはその週の振り返りをするテストで、テスト終了後、自習でテストの復習をしながら学習を進めていきます。
通塾日数が多いということは、塾でテストや復習まで完結させる仕組みがあるということ。現実には塾の宿題も並行するため楽ではありませんが、親がつきっきりで教えられない家庭にとっては、塾での演習時間が長い方が学習のペースを作りやすいというメリットがあります。
大手塾のテキストから見る、合格への最短ルート
中学受験で最も避けたいのは、基礎が抜けているのに難問に挑み、時間を浪費することです。「大手塾のオリジナルテキストには、それぞれの強いこだわりが反映されています。しかし、その特徴ゆえに、使いこなせる子、物足りない子、そして消化不良を起こす子がどうしても出てきます。今の教材に親子で疲れ果てているのなら、それは教材が『合っていない』サインかもしれません」
中学受験対策は、小学3年の2月からスタートするのが一般的です。その時点で読解力や計算力がどの程度仕上がっているかを見極め、「わが子にとって消化可能なレベル」のテキストを使っている塾を選ぶこと。
それこそが、第一志望合格への「最短ルート」になるのかもしれません。 西村 則康さん プロフィール
名門指導会代表、中学受験情報局主任相談員、塾ソムリエ。30年以上、難関中学・高校受験指導を一筋に行う家庭教師のプロフェッショナル。ひとつの解法を押しつけるのでなく、その子に合った方法を瞬時に提示する授業で、毎年多数の生徒を最難関中学の合格に導く。著書に『本当にかしこい子になる!勉強メンタルの育て方』(ウェッジ)など。
この記事の執筆者:
杉浦 由美子
ノンフィクションライター
キャリア20年の記者。『女子校力』(PHP新書)、『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)など単著は14冊。『ダイヤモンド教育ラボ』、『ハナソネ』(毎日新聞社)『マネーポストWEB』(小学館)などで取材記事を寄稿している。趣味は取材。
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