ヒナタカの雑食系映画論 第184回

映画『バレリーナ』はスピンオフだからとナメてはならない! 『ジョン・ウィック』と並ぶ3つの魅力

映画『バレリーナ:The World of John Wick』がとてつもなく面白い作品でした! ナメてはならないスピンオフになった3つの理由を解説しましょう。(画像出典:(R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.)

バレリーナ
『バレリーナ:The World of John Wick』 全国公開中 配給:キノフィルムズ (R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
映画『バレリーナ:The World of John Wick』が8月22日より上映中です。本作はサブタイトルから分かるように、2014年(日本公開は2015年)から続くキアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフにして最新作です。

『ジョン・ウィック』シリーズ初見でもOK!

まず断言しておきたいのは、本作は『ジョン・ウィック』シリーズを知らなくても問題なく楽しめます。基本的なプロットはシンプルですし、何よりアクションの「笑ってしまう」ほどのエクストリームさは分かりやすい面白さに満ちているのです。

それでいて、「『ジョン・ウィック』の魅力とは何か?」という問いに見事に答えた、シリーズのファンこそが納得できる「世界観」と「美学」もしっかり打ち出されています。一方で、スピンオフ作品だからこそ「これまでとは違う」マンネリズムを打破する要素も備えているのです。

そのおかげでシリーズの「縮小再生産」ではまったくない、「ナメてはいけないスピンオフ」になっていました

R15+だけど「中学2年生の心を持つ大人」におすすめ

バレリーナ
(R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
注意点は、「刺激の強い銃器および刀剣等による殺傷・流血の描写がみられる」という理由でR15+指定がされていること。とはいえ、バイオレンス描写はそれほど「後を引く」タイプではなく、「あっさりと人間が殺される」ある種の「無情さ」をも示しているようなもの。よほど残酷描写が苦手でなければ問題なく楽しめる範囲であるとは思います。

筆者個人として、本作はいい意味で「中学2年生の心を持つ大人」にこそ見てほしい快作でした。R15+指定のバイオレンスアクション映画のはずなのに、「まるで子どもが考えたようなアイデア」にもおおはしゃぎして楽しめる内容だったのですから。さらなる魅力を記していきましょう。
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殺し屋の組織で育ち、復讐を目指す物語
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