水切りヨーグルト、普通のヨーグルトとどう違う?
牛や羊などのミルクを乳酸菌や酵母で発酵させて作るヨーグルト。製法や呼び方は違っても、世界各国で健康食として親しまれており、そのルーツは7000年前からともいわれています。近年、日本で人気を集めているのは、ヨーグルトから水分や乳清(ホエー)を抜いた水切りタイプのヨーグルト。一般的なヨーグルトに比べて水分が抜けているため、その分たんぱく質などの成分が凝縮し、濃厚な味わいが楽しめるのが魅力です。
この製法はもともとギリシャで生まれたことから「ギリシャヨーグルト」や「グリークヨーグルト」と呼ばれており、日本をはじめ世界中で食べられています。
今回ご紹介するのは、森永乳業「パルテノ」、ダノン「オイコス」、日本ルナ「イーセイ スキル」の3種類。プレーンではなく、デザート感覚で食べられるフルーツソース入りを選びました。いずれも「低脂質」「高たんぱく」「低カロリー」の商品なので、体づくりに関心がある人にもおすすめです。ここからはそれぞれの違いを詳しく見ていきましょう!
日本にギリシャヨーグルトを知らしめた「パルテノ」
「日本初の国産ギリシャヨーグルト」として2011年に発売開始した、森永乳業の「パルテノ」。ギリシャの伝統製法を守り、ゆっくりと時間をかけて水切りしています。
ヨーグルトの成分もギュッと凝縮。一般的なヨーグルトの3倍濃縮として、プロテイン(たんぱく質)を7.0グラム配合。本場のおいしさとともに、高たんぱくも実現しています。
商品ラインアップは砂糖不使用・加糖が選べる「プレーン」ほか、「ブルーベリーソース入」「いちごソース入」「はちみつ付」など。季節限定フレーバーの「蜜レモンソース入」は、ヨーグルトの下に甘酸っぱいレモンソースが入っています。
まずは上のヨーグルト部分だけを食べてみると、口当たりがとても滑らか。酸味は控えめで、もったりとしたクリーム感があります。蜜レモンソースはさらさらと水分が多く、シロップのような感じ。はちみつが効いていて、ヨーグルトと一緒に食べるとグッとデザート感覚に。レモンを皮ごとすりつぶしているそうで、ほろ苦さと爽やかさがどちらも楽しめます。アイスのように凍らせてもおいしく食べられそうです。
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