意外と知らないグルメのひみつ 第31回

「ギリシャヨーグルト」は普通のヨーグルトとどう違う? 【低脂質・高たんぱく】人気3品を食べ比べたら

健康志向の高まりもあり、ヘルシーかつ、高たんぱくな水切りタイプのヨーグルトが好評です。今回は森永乳業「パルテノ」、ダノン「オイコス」、日本ルナ「イーセイ スキル」の3種類を食べ比べ! 濃厚さやクリーミーさだけではない、3社3様の味を詳しくリポートします。

腸内環境を整えてくれるヨーグルト。近年は健康志向の高まりもあり、ヘルシーかつ、高たんぱくな水切りタイプのヨーグルトが店頭に多数並ぶようになっています。今回は、スーパーやコンビニで気軽に購入できる濃厚ヨーグルトを3種類食べ比べ! 見た目や味など詳しくリポートします。
 

水切りヨーグルト、普通のヨーグルトとどう違う?

牛や羊などのミルクを乳酸菌や酵母で発酵させて作るヨーグルト。製法や呼び方は違っても、世界各国で健康食として親しまれており、そのルーツは7000年前からともいわれています。
 
近年、日本で人気を集めているのは、ヨーグルトから水分や乳清(ホエー)を抜いた水切りタイプのヨーグルト。一般的なヨーグルトに比べて水分が抜けているため、その分たんぱく質などの成分が凝縮し、濃厚な味わいが楽しめるのが魅力です。
 

この製法はもともとギリシャで生まれたことから「ギリシャヨーグルト」「グリークヨーグルト」と呼ばれており、日本をはじめ世界中で食べられています。
 
今回ご紹介するのは、森永乳業「パルテノ」、ダノン「オイコス」、日本ルナ「イーセイ スキル」の3種類。プレーンではなく、デザート感覚で食べられるフルーツソース入りを選びました。いずれも「低脂質」「高たんぱく」「低カロリー」の商品なので、体づくりに関心がある人にもおすすめです。ここからはそれぞれの違いを詳しく見ていきましょう!
 

日本にギリシャヨーグルトを知らしめた「パルテノ」

季節限定フレーバーの「ギリシャヨーグルト パルテノ 蜜レモンソース入」80グラム/150円前後

「日本初の国産ギリシャヨーグルト」として2011年に発売開始した、森永乳業の「パルテノ」。ギリシャの伝統製法を守り、ゆっくりと時間をかけて水切りしています。
エネルギーは1個80グロム当たり82キロカロリー、たんぱく質は7.0グラム、脂質は3.0グラム

ヨーグルトの成分もギュッと凝縮。一般的なヨーグルトの3倍濃縮として、プロテイン(たんぱく質)を7.0グラム配合。本場のおいしさとともに、高たんぱくも実現しています。 
 

商品ラインアップは砂糖不使用・加糖が選べる「プレーン」ほか、「ブルーベリーソース入」「いちごソース入」「はちみつ付」など。季節限定フレーバーの「蜜レモンソース入」は、ヨーグルトの下に甘酸っぱいレモンソースが入っています。
 
まずは上のヨーグルト部分だけを食べてみると、口当たりがとても滑らか。酸味は控えめで、もったりとしたクリーム感があります。蜜レモンソースはさらさらと水分が多く、シロップのような感じ。はちみつが効いていて、ヨーグルトと一緒に食べるとグッとデザート感覚に。レモンを皮ごとすりつぶしているそうで、ほろ苦さと爽やかさがどちらも楽しめます。アイスのように凍らせてもおいしく食べられそうです。


>次のページ:脂質を抑えたい人におすすめ“プロテインヨーグルト”とは?

 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】