総務省は6月25日、2020年国勢調査の速報値を公表しました。日本の総人口は約1億2622万7000人と、前回(2015年)調査から約86万8000人減少。人口が増えたのは首都圏が中心で、東京都は約1406万5000人でした。
ここでは埼玉県で人口が減った市区町村を紹介します。
1位は美しい自然と山里の景観を備える「小鹿野町」
「小鹿野町(おがのまち)」は、埼玉県の西側に位置する秩父郡1市4町の1つです。日本百名山である「両神山」をはじめ、日本の滝百選「丸神の滝」、平成の名水百選「毘沙門水」など数々の百選を持っており、美しく豊かな自然が残る地域といえます。同町は、鉄道が通っておらず多くの住民が車を利用します。その他の移動手段として路線バスが通っており、西武観光バスや町営バスが公共施設や病院など主要な場所を運行しています。
2位は伝統和紙の生産地で武蔵の小京都と呼ばれる「小川町」
「小川町(おがわまち)」は、埼玉県中央部よりやや西に位置しています。「小川和紙」や「小川絹」など、長い歴史を誇る伝統産業で古くから栄えた地域で、今も和紙や絹を収めた土蔵が残る古い街並みが見られます。小川町駅では、JR八高線や東武東上線が乗り入れており、東上線の急行や快速で池袋駅まで60分程度で行くことができます。同町では、コロナの影響で働き方が見直される中、移住者獲得に力を入れており、子育て支援や移住者支援などを積極的に行っているようです。
3位は水と緑に囲まれた自然豊かな地域「ときがわ町」
2006年2月に比企郡玉川村と都幾川村が合併してできた「ときがわ町」は、埼玉県中部に位置しており、その中心を町名の由来である都幾川(ときがわ)が流れています。自然豊かなこの地域には、温泉施設やキャンプ場、公園や散策路があります。JR八高線の明覚駅があり、駅周辺には小中学校や保育園、公共機関が近距離にあります。また、ときがわ町路線バスにより、東武鉄道東上本線の武蔵嵐山駅への往来が可能なため都心へのアクセスも可能です。
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【関連リンク】
・令和2年国勢調査 速報集計 人口速報集計(男女別人口及び世帯総数)