ヒナタカの雑食系映画論 第182回

『鬼滅の刃 無限城編』の「4DX」レビュー! 鑑賞前に確認したい5つのこと&感涙必至の魅力【ガチ感想】

『鬼滅の刃 無限城編』4DXが素晴らしいクオリティーでした! 見る前に知ってほしい5つのことと、本編を見たからこそ分かった3つの魅力を紹介しましょう。※画像は筆者撮影

鬼滅4DX
写真は筆者撮影
爆発的ヒット中の『劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』におけるMX4Dおよび4DXの、8月15~21日の1週間限定の先行上映がスタートしました。8月30日から本公開となります。
「4D」は「座席の激しい動き」から「香り」に至るまで、さまざまな演出を楽しめる上映形式。映画を遊園地のアトラクション感覚で楽しむことができます。

結論から申し上げれば、今回の『無限城編』との相性は抜群。おおむね1000円の上乗せとなる鑑賞料金は高くはなく、デートでも家族でも、リピーターの人も新しい作品の魅力を見つけられるという点で大推薦します。

ここでは、今回の4Dを楽しむ前に知ってほしい5つのことを前置きとして記してから、実際に「4DX」で本編を体験したからこそ分かった3つの魅力を記していきましょう。

前置き1:身長100cm未満のお子さんは利用できない

4DX上映は「身長100cm未満の方は4DXをご利用いただけません」「また120cm以下のお子様は保護者の方と一緒にお楽しみください」と明記されています。お子さんと一緒にご覧になりたい場合は、まずお子さんの身長をチェックしてください。

そのほか、「妊娠中の方、ご年配の方、車いすの方、心臓・首などに障がいのある方、身体・精神的に敏感な方、車酔いしやすい方は4DXをご利用いただけません」とされています。設置の専用ロッカー、飲食での注意などは、ユナイテッドシネマの4DX公式Webサイトも参照してください。

前置き2:予約を早めに! 連日満席に近い大盛況

『無限城編』は通常上映の上映開始直後にほぼ満席の大盛況となり、今回の4D上映も各劇場で予約時点で満席が相次いでいます。

現在は同時期に『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の4D上映が行われている影響もあって、先行での『無限城編』4D上映はおおむね1日3回のみと限られています。そのため、上映時間のチェックと予約を早めにしたほうがいいでしょう。

余裕を持って鑑賞したい人は、8月30日からの本公開を待ってからでもいいのかもしれません。なお、MX4D・4DXの入場者特典「4Dビジュアルオリジナルステッカー」は8月30日からの配布となっています

前置き3:1週間限定先行上映の意味は?

『無限城編』の「4D」は1週間限定の先行上映で、その後の8月22日から29日までの8日間に渡って「4D上映では見られない」期間が設けられています。

その理由は、8月22日から『バレリーナ The World of John Wick』『KING OF PRISM Your Endless Call み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ』『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』という3作品の4D上映が始まるからでしょう。
これは一時的にでも他作品に4D上映を譲る、良い配慮です。例えば、『無限列車編』が通常上映と共にIMAXも上映スタートした際には、仕方がないこととはいえ「ほぼ鬼滅がIMAX独占」状態になっていました。ぜひ、多様な作品を4Dで楽しんでみてほしいです。
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「MX4D」ではなく「4DX」をおすすめする明確な理由
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